暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0110話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
撃つっていうのか?」
「残念だが、そうなるな」
「なら答えは決まってる。俺は戦う! フィオナの為にも、エクサランスをあんたらに渡してたまるか!」
「分かった。なら、戦いを始めようか!」

 その言葉を発するのと同時に、空中へと浮遊するグロウセイヴァーとエクサランス・フライヤー。その様子を見ながら牽制の意味も込めて胸部装甲からファイア・ダガーを発射する。

「そんな単純な攻撃が当たるかよ!」

 多弾頭ミサイルであるファイア・ダガーが接近してくるのを見ると、ラウルはエクサランス・フライヤーの手首に装備されたマシンキャノンを発射。迎撃する。

「ふむ、さすがにこの程度は防ぐか。なら次はこいつだ」

 武器ラックからガン・レイピアを取り出し、リニアレールガンの砲身を展開。
 ガン・レイピアから発射された多数のビーム弾がエクサランス・フライヤーが移動可能な空域を狭めて逃げ場を少なくし、特定の方向へと誘導する。そして……

「この程度の罠に引っ掛かるようではまだまだだな」

 誘導したエクサランス・フライヤーへとリニアレールガンを撃ち込む。

「くそっ、遊んでいるのか!?」

 ラウルの怒声が響き渡る。それもそうだろう。俺が撃ったリニアレールガンの弾丸は、全てラウルの機体を掠めるだけだったのだから。

「ラウル、アクセルさんの機体はどう見ても射撃特化型。距離をとっての戦いではあちらが有利です。近接戦闘を仕掛けて下さい!」
「近接戦闘? 分かった!」

 ラージのアドバイスに従い、ラウルはエクサランス・フライヤーの右手を抜き放ってこちらへと突っ込んでくる。

「確かにこのグロウセイヴァーは射撃の方が得意だ。だが、近接戦闘が苦手という訳でもない。アダマン・ハルパー、起動!」

 アダマン・ハルパーを大鎌の状態で起動させ、空戦フレームの特性である速度を使いこちらへと一直線に突っ込んでくるラウルを待ち受ける。

「食らえ!」

 その速度を活かす為だろう、ラウルは通り魔のようにその速度でこちらとすれ違う一瞬に狙いを定めてプラズマソードを斬り付け、そのまま一撃離脱を狙うという戦術を選んだ。

「だが、甘い!」

 振り下ろされたプラズマソードを大鎌の刃で受け流す。

「ちぃっ」

 舌打ちするラウルが、再度こちらへとプラズマソードで攻撃を仕掛けるべく空中で方向転換して突っ込んでくる。

「同じ攻撃が2度も通じる筈がないだろう」

 再度振り下ろされたプラズマソードを、機体を半身にする事で回避。そのまま大鎌の柄の部分でエクサランス・フライヤーの足を掬い上げる。
 高速で空中を飛んでいる機体が、足を掬われるとどうなるか。強制的に機体のバランスを崩すという事は、つまりバーニアの噴射方向も変
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ