SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
お前を、倒す。
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」
「それは言わないでよな……結構がんばったんだから」
シャノンが苦笑する。
そして、さらに続く。水色と、赤の閃光が一瞬にして飛来。2つのインパクトエフェクトを散らして秋也を弾き飛ばした。
「くあぁ!?」
「おまたせぇ〜!」
「はぁ、はぁ、はぁああ〜……沙良……じゃなかった、アルテミス……は、速すぎるよ……しかもその割にびりだし……」
「もっと飛ばせばよかった?」
「や、やめてぇ〜〜〜!!」
「じょうだんだってばぁ!早とちりだなぁカガミ君も!」
「……カガミ……アルテミス……ッ!!《トライツイスト》……貴様らも、兄さんの邪魔をするか……!!」
「へえ、ハザード君は茅場の弟か〜。初耳。シャノン知ってた?」
「いや。まぁ、予想はしてたけどな。すっげ〜できのいい兄貴がいるって聞いてたから」
そういえば、そんな話を聞いたことがあるのを思い出す。
キリトと茅場を確認すると、そちらも緊迫した戦闘を繰り広げていた。
「さあ、最後の戦いの始まりだぁ!!」
シャノンが叫ぶ。それを聞いた秋也が、『左手を』振った。システム・ウィンドウが開き……
「ふざけるな……貴様ら全員……ぶっ潰す!!」
その体全体が、闇色のエフェクト光に覆われる。同時にレノンのHPもフル回復。闇色のエフェクトがかかり、HPバーが10本になる。
先ほどまでわずかながらに減少していたハザードのHPは、減少を止めた。同時に、レノンのカラーカーソルが、テイムされた《使い魔》を示す黄色から、鬼のような強さの《敵》を示す《ダーククリムゾン》に。ハザードのカーソルはオレンジから同じく《ダーククリムゾン》に。そしてネームタグ、《ザ・ダークキング・ハザード》が出現した。
「おいおいおい、冗談だろ……まぁいいか。さて、と。僕とゲイザーさんと、《トライツイスト》はレノンをぶっ倒すから、清文とコハクは秋也を頼むぜ」
そういうと、シャノンは金色に輝く結晶をだし、コハクに投げた。コハクがそれを受け取ると、シャノンがヒール、と叫ぶ。すると、その《解除不能麻痺》がきれいさっぱり消えた。
「それは《システム式解除結晶》。あらゆるデバフパラメーターを、『システムが』かき消す。超高価なアイテムだから……まぁ、清文も持ってるだろうけどね」
「ああ……」
数日前の《あの事件》を思い出す。そういえばあの時に、そんなものを手に入れた記憶がある。
「さあ、バトルスタートだ!」
シャノンが叫び、その背中の《オズワルト》を抜き放った。
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