鎌倉と言えば大仏様
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めた。
全車両行動不能にしてやる。
「絵里。止まって。」
私はまた引き金を引いた。
それと同時だった。
戦車が大きく揺れた。
「そんな。」
私の勘が正しければ一弾だけではない。
二弾。
私は外を見てみると、今さっきまで左側にいたもう1両が前方に移動していた。
「こりゃー。参ったね。」
私は戦車を降りて。開始地点まで送ってもらった。
「菫さんは良い仲間を持っていますね。前方にいた戦車の車長さんはどちらで?」
私は行動力の凄い車長さんが誰か尋ねた。
「彼女です。」
私の目に映ったのは見たことのない人だった。
「彼女は北条渚さん。冷静な判断力をもつ選手よ。」
身知らずの人に負けたなんて。
「貴女、是非大狩流をやってみませんか?」
私は有力な選手だと思いスカウトしたが、
「遠慮します。」
はっきり断られてしまった。
「梨華さん。今日の練習は終わりです。偵察になりましたか?」
やっぱりバレてた。
「そうですね。試合では絶対に負けたくないと思うようになりましたよ。そこの彼女には。」
絶対彼女は倒す。
私はそう決めた。
「精々頑張ってください。大洗の学園艦まで送ります。」
私と絵里は菫さんに連れていかれて鎌倉女子高校の学園艦から出て、大洗の学園艦に戻った。
「それでは試合を楽しみにしていますね。」
菫さんは笑っていた。
絶対に負けるわけにはいかない。
大狩流の名にかけて。
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