パンツ騒乱
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オレの指差した桶を彼女がさらう。そして一枚のタオルを取り出した。
「そのタオルだ。」
「……これ、私の。」
「え?それも?」
この人は自分用のタオルまで買ったのか。
「マスター、セリナさん、おはようニャ。」
「ああ、レオ。」
「ねえレオ。これに見覚えない?」
セリナは自分のパンツをレオに見せる。レオは雄なんだか。
「知っているニャ。マスターの下着ニャ。」
「お前かー!」
一瞬オレはセリナの姿を見失った。同時にバンという音と強い風が吹いた。
「はあはあ。あー、恥ずかしい。」
彼女の声が聞こえたのはオレの右後方の壁だった。ついでに砂煙が立っている。
「セリナさん?」
「ん?何?」
彼女の前の壁にはレオはあられもない姿があった。脚がピクピクしておりなんとか活きているらしい。
「いや………。」
これからはセリナを怒らせないようにしよう。
その日を境にオレ主導政権がセリナのかかあ天下になった。
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