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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―修学旅行 前編―
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を付けた二人の男だった。

「な、なんじゃアンタら!」

「黒崎遊矢と三沢大地はいるか?」

 双六老人がおっかなびっくりその男たちに声をかけるが、男たちはそれを無視して俺と三沢の名前を呼んで来た……今日は、良く知らない人間に名前を呼ばれる日だな。

「俺たちはここにいる。何か用なのか?」

 比較的ドアの近くにいた三沢が男たちの前に立ち、用件は何か告げる。
とりあえず俺も双六老人の近くにいても仕方ないと思い、三沢の横に立って二人の男の出方を見る。

「俺たちとデュエルしてもらおう……コイツらの命が惜しければ」

 そんな物騒なことを言いながら男が俺と三沢に見せてきたのは、鏡のようなものであり、中には……剣山と翔が倒れていた。

「……ッ!? お前ら、剣山と翔に何をした!?」

「デュエルで俺たちに勝てば教えてやろう」

 俺『たち』……つまり俺と三沢、そして相手は男たちで行う、二対二のタッグデュエルということか。

「黒崎くん、三沢くん。このデュエルディスクを使うんじゃ」

 双六老人から貸し出されたデュエルディスクをありがたく使わせてもらうと、四人そろってこれ以上亀のゲーム屋に迷惑がかからないように外へ出た。

「俺の名前は岩丸」

 少し太り気味な、帽子を被っている男の方の名前は岩丸。

「俺の名前は炎丸!」

 対照的にやせ細った身体をした、切れ長の目をして髪が一本立っている男が炎丸というらしい。

『デュエル!』

遊矢&三沢LP8000

岩丸&炎丸LP8000

「俺のターンから、ドロー!」

 帽子の男、岩丸の先攻からデュエルは始まる……さて、相手はどんなデッキかな?

「俺は《マイン・ゴーレム》を召喚!」

マイン・ゴーレム
ATK1000
DEF1900

 マイン・ゴーレム……《ゴーレム》の名を冠してはいるが、純正の【ゴーレム】には入りはしないことから、恐らくは岩丸という名前の通り、奴のデッキは【岩石族】だと当たりをつける。

「永続魔法《導きの鉱脈》を発動し、カードを一枚伏せてターンエンドだ!」

「俺のターン、ドロー!」

 俺と三沢のタッグは三沢から始まることになり、俺にターンが回ってくるのは一番最後となった。

「俺は《馬頭鬼》を召喚!」

馬頭鬼
ATK1700
DEF800

 三沢の妖怪デッキの、主力アタッカーたる馬頭鬼がまずは戦陣をきることとなった。
その効果は墓地にいる時にこそ効果を発揮する効果だが、全体的に下級モンスターの打点が低い三沢のデッキにはアタッカーとなり得るモンスターである。

「バトル! 馬頭鬼でマイン・ゴーレムに攻撃!」

 マイン・ゴーレムはのステータスは、守備
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