第十四話『決断』
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んて思ってもいなかった」
「彼も人の子という事だ。言っちゃあ悪いが、俺は少し安心したな」
「なに!?」
「そう怒った表情するなよ……俺は最初、スウェン・カル・バヤンという人物を見たとき、まるでコイツは感情のない人形のようだと思ってしまった。だが、今回の一件で彼はしっかりとした人間なんだなと感じたんだよ」
「ッ……」
シュハイクは苦虫を噛み潰したような表情で、窓の外を見る。外は清々しい程の青空であった。まるでスウェンを“シュバルツェ・ハーゼ”に迎え入れた日のように。
(くっ! 今日に限ってこの空が忌々しいよ……スウェン)
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