暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP010《冒頭に至る、始まりの終わり》
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
だから、この世界にいてもその内死ぬよ?」
「……え、そうなの!?」
「おいクレナァ! だから、どうしてあんたは大事な情報を伝えないのよ!?」
「ああ、ごめんなさい! ごめんなさいですから腕をそっちに曲げちゃいやあああああああ!」
「待って沙耶ちゃん! それ以上いけない!」
― ― ― ― ― ― ― ―
「……そんなのありかよ」
アイシアが俺達に伝えた内容の顛末があまりにもぶっ飛びすぎていて、俺はただ色々な意味で呆れることしかできなかった。
「……え、じゃああれですか? "転生者狩り"を組織ごと崩壊させて、自分達は紗姫を生き返らせつつ向こうの現実世界に帰還した、というんですか?」
「Exactry.……とでもいうべきなんでしょうね。 ここまで綺麗に行きすぎると、逆にこれも敵の罠かと疑ってしまいますが……」
頭を抱えた桜の言葉にアイシアがうなずく。
なるほど、これが
機械仕掛けの神
(
デウス・エクス・マキナ
)
という奴か。起承転結の"承"が見えないうちに勝手に"結"まで持っていくとは……。
「どこぞの打ち切り作品かよ……」
「本当にそんな終わり方じゃないですか……」
「おまけに、
転生特典
(
アンコールアビリティ
)
を結晶化して摘出したので逆襲の恐れも無し。敵ながら"転生者狩り"の皆さんが若干哀れに思えてきますよ」
「若干どころじゃねえよ、それは……」
……過程はどうあれ、とにかく「悪は去った!」とでも喜ぶべきところなんだろう。
「ま、まあとにかくです! これで私達は奴等に命を奪われることは無くなったんですよね!」
「あ、ああ! そうだよな!」
納得いかない部分は多々あるが、しかしこれが現実であり真実である。
故に、俺達が戦場へと足を踏み外すことは二度とないだろう。今はこの
異世界の生者
(
スターゲイザー
)
から与えられた平穏を、ありがたく受け入れようではないか。神の使いを名乗る少女の言葉に俺達は頷いた。
TRICLE STARGAZER
PREV : PROLOGUE EDITION Volume.1
NEXT : EPILOGUE EDITION Volume.1
go to th"E" ne"X"t ch"A"pter ...
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ