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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP010《冒頭に至る、始まりの終わり》
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「違うだろ? "転生者"だって、この世界を生きているんだ。死人なんかじゃない。お前だって"転生者狩り"である以前に一人の"転生者"だ。だから……」
「……」
「……」
「……黒乃?」
「あ、ちょっと待ってくれ。今何を言うか考えてるから」
「先に考えておいてくださいよ……」
呆れながら夜神が立ち上がる。
「でも、黒乃が伝えたいことは、大体ですがわかりました」
………え?
「……決めました。私、"転生者狩り"を抜けることにします」
…………。
……………………まじでか!?
「夜神、じゃあ……」
「桜です。私のことは、下の名前で呼んでほしいです。黒乃の仲間になるんですから、それくらいは当然ですよね」
「あ、ああ……そうだよな!」
「あ、それとですね……」
そして、朝焼けを背に彼女が振り向く。俺達の知らないような明るい声で、俺に指を突き立てた。
「私を生き返らせた責任、ちゃんと取ってもらいますからね!」
……その時の俺達は、まだ知らない。
俺達の中では始まろうとしていた"転生者狩り"との闘いが、実は既に終わっていたなんて。
― ― ― ― ― ― ― ―
「えっと、これで最後……でしょうか?」
淡い水色の水晶を片手にゆみなが呟く。
「そうじゃない? ここがアジト最深部みたいだし」
それに答える蓮。何事もなかったかのように大きく伸びをする。
「……ん? お姉ちゃん、なんでそんな難しい顔してるのよ? "転生者狩り"は全滅させたはずよ?」
「え? あ、うん。なんでもないよ………」
お姉ちゃんの態度に疑問を覚えつつ、私は正面を向き直った。
「(……クレナちゃん、なんで私達こんなあっさり突破出来ちゃったんだろ……?)」
「(罠の一つや二つくらい引っかかってしまうと思ってたんですけどね……)」
向こうでなんか話が聞こえたような気がしたが別にそんなことはなかったわ。
「さて、と。転生者の暴走は黒乃
達
(
・
)
に処理させるとして、転生者狩りはこっちで処理したから役目はこれで全部よね?」
「あ、はい。本当は二年くらいかかると思ってたんですけど」
あ、やっぱり長い。
「沙耶ちゃん、黒乃くん"達"って誰のこと?」
「そこにいるアイシア(本物)と今頃こっち側に寝返ったであろう夜神のこと」
「私もですか!?」
「は? それくらい当然でしょ?」
そうじゃなかったらこいつは何をしに来たのかと。
「……あれ、私は入ってないの?」
アイシアの中にいるお姉ちゃんが首をかしげた。
「紗姫姉は俺達とこっちの
世界
(
げんじつ
)
に帰ります。てか、死体に憑依してるん
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