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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP010《冒頭に至る、始まりの終わり》
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することとなる。姫花が光属性との融合体である《ジェムナイト・セラフィ》を手に入れるタイミングを逃してしまったため、ショッピングモールでのタッグデュエル大会に二人を出場させることで半ばごり押しで手に入れさせたのだった。
「……ああ、そうか」
回想を一度止め、いつの間にか止まっていた《ヒュグロの魔導書》を再起動した。頭の中を整理するために夜風にあたっていたが、さすがに"ヒュグロ"が無ければ寒い。
「この世界は、既に俺達の知る"
原作
(
せかい
)
"じゃなくなってたのか……」
3年になり、遊人や紫音と同じクラスになった。"CONNECT"第四期、デュエル中、突然気を失ってしまう通り魔デュエル事件。遊人を中心とした非公式調査隊に、気づかぬ内に俺はメンバーとして数えられていた。他にも遊人達と関わりのあった多数の"転生者"が呼ばれ、非公式調査隊の規模は原作の実に三倍へと膨れ上がった。
通り魔事件と並行して、もう一つ……原作においては有り得ない、別の事件が発生していた。
デュエリスト狩り。"通り魔"と違い、被害にあった人間は闇に飲まれて世界から抹消されてしまうというものだった。"転生者"と関わりがあったのだろう一人のモブ少女の証言が無ければ、俺達は気づくことさえできなかった。それもそうだろう、どこぞのTRPGよろしくその事件は被害者から決して
報
(
・
)
告
(
・
)
さ
(
・
)
れ
(
・
)
な
(
・
)
い
(
・
)
のだから。
遊人達と調べていく内に明かされていく"通り魔事件"の全貌。原作を知っていた俺達"転生者"は、並行している事件"デュエリスト狩り"が"通り魔事件"の騒ぎに便乗して行われていることを発見する。そして、その翌日……メンバーの一人が、帰らぬ人となった。
毎日消えて逝くメンバーに危機感を感じ始めていた俺達。次に狙われるのは自分かもしれないという恐怖に襲われるメンバー……そしてついに、俺がデュエリスト狩りに襲われてしまう。
「ふざけんじゃねえ! "転生者"の分際で"
転
(
・
)
生
(
・
)
者
(
・
)
狩
(
・
)
り
(
・
)
"に勝ってんじゃねえよ!」
結論から言えば、俺はデュエルに勝利した。しかし、"転生者狩り"を自称するそいつはデュエルの結果を認めず、逆にこう言い放ったのだった。まるで「"転生者狩り"は"転生者"に必ず勝つという"
設
(
・
)
定
(
・
)
"」でもあるかのような素振りで、散々に俺を罵倒し続けていたことは覚えている。その内容はもう忘れてしまったが。
……しかし後に、その"設定"が真実であったことを知らしめられる……"メアリー・スー"水咲凍夜によって。
敵の正体がわかったところで対策など彼らの前には全くの無意味であった。次々と狩られていくメンバー達。"CONNECT"のラスボスであるアルバート博士と対峙す
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