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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第13話 試験の後で………
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「ごめんな疲れてるところ。私が聞こうと思っとる事については分かっとるね?」
「はい、お兄ちゃんやお姉ちゃん達がどう思っているかですね」
部隊長室。
皆が休んでいる中キャロは1人で来ていた。
用件は言われずとも分かっていた。
「私としてはキャロちゃんみたいな召喚師はなかなかおらへんから居てもらえると嬉しいんやけど………」
「ちゃんと話し合いました。お姉ちゃんもお兄ちゃんとも」
「………流石の超弩級シスコンの零治君でも簡単に引き下がるとは思えへんのやけど?」
「それは………大分……いえかなり苦労しました。………けどお兄ちゃんだけでなく、お姉ちゃん達も分かってくれましたから」
「は?機動六課の入隊試験を受ける?」
「…………はい」
キャロに大事な話があると聞いた有栖家の面々は受験勉強や、高視聴率を得ているドラマを予約し見るのを止め、皆でキャロの話を聞いていた。
内容は簡単『機動六課の入隊試験に受けたい』との事。
当然その場にいる皆が反対した。
「キャロ、あなたも分かっているでしょう?今の管理局がどんなに危険なのかを。それなのにどうしてわざわざ危険な事をしようとしているのです?」
「………友達の為」
「友達?一体友達で誰が管理局と関係がある?確かにエリオは試験に受けると聞いていたが、だから私もなんて甘い考えじゃ俺は許さない」
エリオは零治やゼストから指導を受けており、エリオの希望も零治は聞いていた。
まだ早いとゼストと同意見だった零治だったが、エリオの決意を覆す事は出来なかった。
「エリオ君の為じゃないの」
「ん?だけど試験を受けるのはエリオだけとしか聞いていないけど?」
「ううん、みんな受けるよ。ルーちゃん、真白ちゃん、………そしてエローシュ君」
「真白にエローシュ!?」
よく有栖家に遊びに来る普通の女の子と変態な男の子の名前を聞いて思わず大声を出してしまうライ。
他の皆も声には出さなかったもののそれぞれ驚いている。
「………どういう事?私知らないよ?」
「………ごめん優理」
本当に申し訳なく思っているのか、真っ直ぐ優理の顔を見れないキャロ。
どうやら優理には秘密にしていたことらしい。
「………結局私は仲間外れって事なんだ………」
「優理違う、違うの!!」
「じゃあ何で!!私だって馬鹿じゃないのよ!!少しは感づいてたけどまさかそんな大事な事を………」
「これは優理のためでもあったんだよ!!優理は自分の凄さがまるで分かってない!!」
「………と言うことは危ない事に足を突っ込んだんだな」
夜美に言われ、再び俯くキャロ。
「キャロ、話してくれ。出なければ分からないままだぞ?」
「でも約束が……
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