第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第2話:僕はイケメン中のイケメンです!
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、もしや…不埒な事をされたのでは…?」
やっべ…めんどくさい二人に見つかったわ!
クリフトの心配げな言葉に、ブライも顰め面をしている…
「僕からは不埒な事などしていない!アリーナから僕の顔にお尻を押し付けてきたけど…僕からじゃない!」
「か、顔にお尻を…!?ア、アリーナ様…そ、その様なイヤラシイ事を…」
「何という破廉恥な行い!ジイは悲しいですぞ!!」
「ちょ、ちょっとリュカ!そんな誤解を招く様な言い方しないでよ!ち、違うのよ!これはアレよ…フタ抗力ってやつよ!!」
「フタ抗力?……姫様…それを言うなら不可抗力でしょう!」
「ぷふっー!アリーナ頭悪〜い!」
「ム、ムカツク男ねー!アンタが誤解を呼ぶ様な言い方をするのがいけないんでしょ!」
「誤解を招いた事は僕の所為でも、言葉を知らなかったのはアリーナの所為じゃん(笑)」
くっそー…お腹を抱えて笑いやがって…
「こ、このー!(涙)」
「うぉっとアブネ!」
私は怒りのあまり我を忘れて殴りかかった…しかし渾身の一撃も、何事もなかった様に躱されて笑われ続ける。
その後も私は彼に攻撃を仕掛けまくる…
しかし掠る事すら出来ず、逆にお尻を撫でられたり、胸を揉まれたりとイヤラシイ反撃を受けプライドをボロボロにされた…
「す、凄い…アリーナ様の攻撃を全て躱すなんて…」
「まったくじゃ…一体何者なんだ?」
アリーナSIDE END
(サントハイム城近郊)
クリフトSIDE
暫くの間リュカさんと呼ばれていた男性と、アリーナ様の戦闘は継続した…戦闘と言ってもアリーナ様が一方的に攻撃を仕掛け、リュカさんが全てを避けセクハラを行うだけの行動なのだが…
それにしても、アリーナ様の胸やお尻を触るなど、けしから羨ましい!
私としてはリュカさんの行為を止めたかったのですが、お二人の動きが凄すぎて止めにはいる事が出来ませんでした。
目で追うのがやっとの動きですから…
流石に疲れたアリーナ様が、肩で息をしながら動きを止める。
しかしリュカさんはにこやかな笑顔を浮かべながら、息一つ切らさずに佇んでいる。
この男性は相当強い!
サントハイム城内でも、一対一でアリーナ様に敵う者は居ない…それでもアリーナ様の楽勝というワケではなく、辛勝というのが実情だろう。
だがリュカさんは、そのアリーナ様相手に余裕を持って対峙している。一体何者なのだろうか?
「あ、あの……アリーナ様、リュカさんが不埒な者でない事は分かりました。しかし一体何者なのですか?その辺りを教えて頂けますか?」
「さぁ?私も知らないわ。ついさっき出会ったばかりだし…リュカも詳しく教えてくれないし…」
早くも息を整えたアリーナ様は、目の前の男性の素性を全く知
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ