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失われし記憶、追憶の日々【ロザリオとバンパイア編】
原作開始【第一巻相当】
第十三話「葛藤と決断」
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いことだな」
「……」
もう無理だ。怖くて怖くて堪らない……。
いつ殺されるか分からない恐怖に怯えるなんてゴメンだ。
――一秒でも早く、ここから逃げたい。
「……先生」
「ん?」
気がつけば、ポケットから一通の封筒を取り出していた。
今朝、徹夜で書き上げた『退学届け』。
「あの、これ……」
差し出した封筒を神妙に受けとる。
「本当にいいんだな? 悔いはないな?」
「……はい」
一瞬、モカさんの顔が脳裏に過ったけれど、頭を振って意識の外に追いやる。
「ふむ…………わかった。確かにこれは先生が預かっておこう」
「すみません。短い間でしたが、ありがとうございました……」
「ああ。向こうでも頑張りなさい」
先生に頭を下げた俺は荷造りのために寮へと戻った。
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