第一章 無印編
第二十話 『外伝1 なのはのシホちゃん観察記録』
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呪文詠唱は色々あったけどその中で一番不安を煽ったものは、
「I am the bone of my sword………ねぇ、ユーノ君?」
「…ん? なに、なのは?」
私は真夜中でもう全員就寝している時間にユーノ君に話しかけた。
どうしても意味が知りたくてしかたがなかったから。
レイジングハートと会話をしていく内に英語もそれなりにできるようになってきたけど、それでもシホちゃんの呪文は異質なものを感じてしまう。
「シホちゃんの呪文…『I am the bone of my sword』ってどういう意味なのかな?」
「そうだね…僕も色々と調べてみたんだけどね。分かる限りだと『私は我が剣の骨である』って訳になるね。きっと意味は違うと思うけどね。
それにシホに聞いた話だとシホの世界の呪文は自己暗示に近いものも複数存在するって話。
そしてこれは僕の憶測だけどきっとこの呪文には続きがあると思うんだ」
「続き…?」
「うん。確証はないけどね。だからなのはは気にしないで。
それに今のシホは初めて会った時よりもなのはや家族の皆さんに頼るようになったでしょ?
だから心配は要らないと思う。なのはもそこはもう不安とかは感じてないでしょ?」
「…うん。シホちゃんはもう私の大事な家族だから」
「だったら大丈夫だよ。それにきっとシホもその事でなのはが悩んでいるって知ったら心配しちゃうから」
「うん。ありがとう、ユーノ君! 少し元気出たよ」
「そっか。それじゃ今日も色々やっちゃったし…早く寝なきゃね」
「うん。お休みなさい、ユーノ君」
それで私はすっきりした事でぐっすりと眠りにつく事ができました。
◆◇―――――――――◇◆
翌日、休日という事もあり私は運悪くアリサちゃんとすずかちゃんも今日はお家にいないという事で、一日が少しお暇になってしまったのでシホちゃんの一日の行動を観察してみようと思いました。
その事をユーノ君に伝えると「シホのこと、昨日に信じたんじゃないの!?」と言われちゃった。
そうかもしれないけどシホちゃんから今日の修行は絶対禁止されてしまったので、塾と家の手伝いもないし普段シホちゃんはなにをしているのか気になってしまったから。
それを伝えるとユーノ君も興味を持ったらしく賛同してくれた。
………ちなみになぜ修行の禁止を言い渡されてしまったかと言うと先日に、
『スターライトブレイカー誤爆事件』。
…と、いうものを海上で起こしてしまい、制御を怠って津波を起こしてしまって魔力もエンプティしてしまったから。
そしてその事をシホちゃんとフィアちゃんに伝えていなかった事もあり二人の怒りを買ってしまったから。
だから私の鈍い運動神経を鍛えるといって始めた中国拳法も今日は呼吸法と、後は魔導師養成ギプ
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