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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
狩りに行こうぜ!@
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から……さっさとしてくれ」

菊岡が両手を広げて長々と話し始めようとしたのを燐が言葉を被せてぶった斬った

「つれないなぁ……燐君は。まあ、いいや」

多少肩を落としつつも一瞬で意識を切り替え真顔に戻る

「今回このモンスターハンターのVRMMO版のモニターの会社側の責任者である新田さんから説明を」

「えっと新田です。まずは今回モニターを受けていただきありがとうございます」

軽く頭を下げる新田に慌てて頭を下げ返す一同

「皆さんはVRMMOの熟練者ということで菊岡さんから紹介を頂いたのでその類の説明は省かせていただきます。まず、モンスターハンターについては皆さん、どの程度の知識がお有りですか?」

「経験者です」

真っ先に燐と涼人、陸也、悠香が答える

対して

「モンスターを狩るってことぐらいは……」

詩乃と美幸が控えめにそう答えた

「わかりました。今回はそれで十分ですので、先に進ませていただきます。武装に関してですが、今回は皆さんが馴れた武器の威力を調整したものを使っていただきます」

「防具はどうなるの?」

「防具は今回はなしでお願いします。ただし、ちゃんとモンスターに対して適正値だと思われる防御力を保有しているのでご安心ください」

「なるほど……」

モンハンを知らない詩乃と美幸はちょっとついていけてないようだが、残りの面々は納得したようだ

「他に質問はございませんか?」

「まあ、無いよな?」

「無い……な」

全員が頷くのを確認すると新田は軽く頷き、一歩下がった

「じゃあ、みんな。楽しんで来てよ。僕はみんなの身体がイタズラされないように現実世界で見守ってるからさ」

「それはそれで不安なんだが……」

苦笑いを浮かべる一同
とはいえ、特には菊岡を疑ってはいない様子だ

「リンクスタート!」

六人の言葉が重なり、意識をゲームの世界へ飛ばした








†††







モンスターハンター3rdの最大の特徴は依頼を受ける場所が混浴の浴場になっているということだろう
VR系統で最も表現が難しいと言える水。その難しい水が大量に必要となる風呂はかの天才茅場晶彦の作ったソードアート・オンラインにおいても省略されていた
もしこの表現に成功した場合、ゲームのみならず救命関連や軍事関連の訓練においても多大な貢献を見込めるであろう。それが一ゲーム会社に過ぎないカプコンに菊岡が出張ってきた理由である

「いやー……VRとはいえ温泉ってのはいいもんだな」

「そうだな。家の風呂だとこんな解放感は味わえないし」

「……」

女性陣よりも一足お先にモンハン3rd名物の集会浴場を堪能す
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