第百三十五話 シリウスの真実
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だ」
「英気ですか」
「皆土星から帰ってきたな」
またこの話に戻るのだった。
「その前に連戦があった。ならば疲れているな」
「ええ、それは」
これはスメラギにとってはよくわかることだった。
「かなり」
「だからこそだ。皆そこで英気を養うのだ」
「だからこそ海かプールにですか」
「無論私も行く」
彼もだという。
「それで君はどうするのだ?」
「私ですか」
「そうだ。どうする?」
こう問うのだった。
「嫌ならいいが」
「いえ、それでしたら」
少し乗り気なのを見せるスメラギだった。
「私も。喜んで」
「それではだ。皆もいいな」
「ええ、それじゃあ」
「喜んで」
何はともあれ皆海に出ることになった。海水浴場は雲一つなく清らかな海がそこにあった。皆その海を見て満面の笑みを浮かべていた。
「いやあ、海なんてな」
「ああ、久し振りだな」
「全くだぜ」
皆満面の笑顔で言う。
「やっぱり海はいいよな」
「本当にな」
「おニューの水着用意して正解だったわよね」
「本当にね」
ルナマリアとメイリンが笑顔で言う。姉は黒の、妹は白のビキニでそれぞれ見事なプロポーションを砂浜に見せているのだった。
「最近さ、あのミニ禁止されて少しストレス感じてたのよ」
「そういえばお姉ちゃん最近普通のズボンだったわよね」
「あれよ。未沙さんに怒られて」
やはり彼女の指摘からなのだった。
「それで止めたよ」
「ああ、やっぱり」
メイリンもそれを聞いて納得した。
「未沙さんって厳しいからね。服の着こなしなんか特に」
「それでズボンにしたのよ」
そういう事情があるのだった。
「おかげでね。何か気が張ってね」
「それがいいのではないのか?」
二人よりもさらに見事なプロポーションだったのはカティだった。黒い競泳水着だがそれが余計にプロポーションのよさを際立たせていた。
「軍人ならば。気を張り詰めていて悪いことはない」
「え、ええ」
「そうですけれどね」
二人の目はカティのその見事なプロポーションに釘付けだった。
「それでもカティさんって」
「かなり」
「どうした?」
「プロポーションいいんですね」
「それもかなり」
やはり言うことはこれだった。
「やっぱり気をつけてるんですか?」
「スタイルとか」
「いや、別に」
だが彼女はこう二人に返すのだった。
「何も気をつけてはいない」
「そうなんですか?」
「本当に?」
「あのな、大差はな」
しかしここでパトリックが出て来て言うのだった。
「大佐は間食もしねえし毎日ちゃんとカロリー計算して食ってそのうえトレーニングを欠かさないんだよ、これがな」
「えっ、凄い真面目じゃない」
「だからなのね」
「大佐は尋常じゃねえぜ」
そして真顔でまた
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