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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百二十六話 黄金色の目
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それです」
八雲がそれを問う。
「どうして手を結べたんですか?アースノイドとスペースノイドのそれぞれ過激派が」
「結局俺達にとってアースノイドとかスペースノイドはどうでもよかったんだよ」
ジェリドは達観したように言い捨てた。
「そんなものはな。どうでもよかったんだよ」
「ではお題目だったってことですか」
「はっきり言えばそうさ」
ジェリドはまた八雲に対して告げた。
「強化人間とかニュータイプの研究もしていたしな」
「そういった存在を否定しながらもなのね」
「俺達は確かに連邦軍だった」
ヤザンは遥に対して話した。
「けれどその科学者とかはジオンの人間も多くてな。その思想に賛同する人間が多かったんだよ」
「連邦軍なのに!?」
剣人はそのことに随分と眉を顰めさせた。
「また妙ちくりんな話だな」
「まあ思想はどの立場にあっても感染するってわけだ」
ヤザンはあえて否定的に語ってみせた。
「連邦軍でもな。つまりティターンズの正体もジオンだったんだよ」
「ジオンっていえば」
「それじゃあ」
「そういうことよ。だからアースノイドよりも覇権を重要視していたのよ」
今度はライラが語る。
「人類のね。そしてジオンの思想に共鳴しているからジオン共和国とも友好関係にあったし」
「ジオニストの多いジュピトリアンとも手を結べた」
「そういうことか」
ここで皆遂にわかったのだった。
「だから手を結べたのか、スペースノイドとアースノイドが」
「本来は別なのに」
「そういうことだ。これでわかってくれたな」
話をまとめるようにしてヤザンが述べてきた。
「こっちの世界の事情ってやつがな」
「すげえ難しいけれどな」
アレックスはそこに抗議はした。
「何ていうかあんた達の世界も本当にグチャグチャだな」
「しかし木星のことはおわかりなのですね」
フェイはこのことを尋ねるのだった。
「戦ってこられたということは」
「そうね。正直向こうの世界とこっちの世界は地理とかは全く同じだから」
セイラが答える。196
「問題ないと思うわ。それでね」
「よし、それなら頼むな」
「案内をな」
「それは任せてくれ」
答えたのはクワトロだった。
「木星までの道案内、確かに引き受けた」
「では諸君」
グローバルが全員に告げる。
「まずは木星へ向かう用意にかかる」
「はい」
「長旅への準備ってやつですね」
「そうだ。そしてそのうえで木星に向かう」
そしてまた言うのだった。
「全員でだ。いいな」
「了解」
「それじゃあすぐに」
こうして彼等は次には木星に向かう。しかしここで撤退した勢力にあの者達がいたことには気付いていなかったのだった。
「どうやら俺達には気付いていなかったようね」
「そうだね」
リボンズは周りの
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