学園生活
第十七話 緊急参戦!?
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凄いね。あの武器は今ある武器の常識からかけ離れているよ。間合いの無い刀なんて対応できないもの。」
「この武器のセンスは・・・ぜひとも会社に欲しいですわね!」
「セシリアには渡さないよ!」
二人の間に火花が散ったように見えた。
場所は変わって選手控え室。
輝龍とシャラが話していたCコーナーの控え室へと向かう女性がいた。彼女の名前はナターシャ・ファイルス。以前は『銀の福音(シルベリオ・ゴスペル)』のテストパイロットをしていたが、現在は代表候補生たちをまとめる仕事をしている。代表候補生のデータの収集や生活の管理など様々なことをしている。その内の仕事の一つのために控え室へと向かっていたのだ。
部屋の前に到着すると、中から声が聞こえた。
「ではいつにしましょうか?」
「まて、デートとはどういうことだ!?」
「もちろんそのままの意味ですわ。あら、拒否権はありませんよ?」
「・・・ぐっ」
どうやら輝龍の他にもう一人いるようだが、生憎今時間が無い。会話をとぎる形となるが仕方ない。ナターシャは一度ノックをして、返事を聞かずに中へ入る。
「キリュー、いるかしら?」
急の来客に輝龍とシャラは驚く。が、輝龍は入ってきた人の顔を確認して間の抜けたような顔になった。
「あれ、ナターシャさん。どうしたんですか?」
「輝龍さん、お知り合いですか?」
「あら、自己紹介がまだだったわね、シャラ・クリスティさん。私はアメリカの代表候補生をまとめているものでナターシャ・ファイルスというわ。」
「・・・!私の名前を・・・」
「先程の試合見せてもらったわ。技術ならば勝っていたのに惜しかったわね。あの武器さえなければ圧勝だったでしょ。ね、キリュー?」
「え、ええ・・・俺が作ったのはばればれですか・・・」
「当たり前でしょう?あんなもの作れるのあなたぐらいだわ。あんな武器があるのなら私たちに見せてくれればよかったのに。」
「・・・もしかして怒ってます?」
「いえ、もうあなたは開発局の職員ではないもの。その点は怒ってないわ。」
「その点は・・・ってことは怒ってるんですね・・・」
「輝龍さん、開発局というのは・・・?」
シャラが不思議に思ったのかたずねてくる。
「ああ、俺は二年前からアメリカのIS開発局で働いていたんだよ。主に武器開発だけどな。それで仕事してたときにISに触ったら動かしちまったってことだ。」
今まで触れても動かなかったのに何故あの時動いたのだろう?まあ、考えたところわからないのだろうけど。
「なるほど、メモメモ・・・」
「メモはせんでよろしい。」
「話、戻していいかしら?」
ナターシャの顔は笑っているが目は笑っていない。
「あ、すみません!それで何ですか?」
「あら、分
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