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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
エドラスの妖精の尻尾
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もちろん、俺達だって無傷じゃない。」

「仲間の半分を失った・・・」

「マスターだって殺されちまった。」

「「・・・・・・。」」

エドラスの妖精の尻尾(フェアリーテイル)の人達も大変だったんだ・・・。

「逃げるのが精一杯なんだよ。」

「だから近づかん方がいい。元の世界とやらに戻りな。」

しかしそんな言葉に対し、ナツさんは・・・

「頼む!!!道を教えてくれ、俺達は仲間を助けるんだ!!!絶対にな!!!」

「「「「「「・・・・・・。」」」」」」

ナツさんの言葉にエドラスの妖精の尻尾(フェアリーテイル)の人達はポカーンとなった。

「そうです。俺達は助けなければならないんだ。」

俺はそう言う。

「元々、マグノリア・・・もとい、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の仲間を吸収されたのは俺のせいだ・・・。」

俺の言葉にここにいる全員が俺を見る。

「俺は・・・ある人に頼まれてこの世界で巨大アニマ計画を止める様としたが・・・
 とんだ寄り道をしてしまったせいで、仲間全員をアニマに吸収されてしまった・・・。
 俺が早く気づいていれば・・・」

「「「「コージ・・・。」」」」

「お兄ちゃん・・・。」

「だから・・・お願いします!王都への道を教えてください!!!」

俺は土下座をしてそう言った。

「・・・あの。」

エドラスの俺が何かを持って来た。

「これはこの世界の地図です。」

「え?」

俺はすぐに地図を見た。

「今私達がいるのがここです。安全に行くにはルーエン、シッカという町を通り、
 ここには海ですが橋があるのです。
 この橋を通り、トライアという町を通り、西へ行けば、王都につきます。」

「トライア・・・!」

エドラスの父さんと母さんがいる町!そこから西へ行けばよかったのか!!

「ここから・・・歩いて5日ぐらいはかかります・・・。」

「ありがとう、エドラスの俺。」

「いえ、どういたしまして。」

「じゃあ行くか!!そこへ!!!」

「「はい!!」」

「あい!」

「そうね。」

「行こう!!」

俺達は行く決意をした。

「あ、そうだ。これは礼だ。」

俺はいつも持っているリュックの中から魔水晶(ラクリマ)をいくつか出した。

「こんな物しかありませんが、せめてもののお礼です。」

「いいのか?」

エドラスのレビィさんが言う。

「いいですよ。俺はその魔水晶(ラクリマ)は使いませんから、どうぞ。
 転送魔法陣の魔水晶(ラクリマ)になるかどうかはわかりませんが、
 戦闘用の魔水晶(ラクリマ)として使ってもいいです。」

「・・・そうか
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