スーパーロボット大戦OGs
0108話
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ントムを10機程使用してレーザー弾をビルトビルガーの背へと撃ち込んだ。
「うわああぁぁぁぁぁっっ!」
ビルトビルガーのウィングへと次々に着弾するレーザー弾。その結果テスラ・ドライブに異常が発生したのかアラドは悲鳴を上げながら地面へと落下していった。
その様子を見て次の敵へ取りかかろうとした時、メキボスのグレイターキンからの通信が送られてくる。
「意外に手間取っているな。手伝っても構わないが?」
「余計な真似はするな。お前等の手を借りるのはこの後だ」
「へいへい」
そんなメキボスとのやり取りをしていると、シロガネのブリッジからリーと量産型Wの会話がこちらに流れてきた。
「リー艦長、ハガネの艦首に巨大なエネルギー反応を確認」
「何!?」
「これまでのデータからみると、トロニウム・バスターキャノンの発射態勢に入っていると思われます」
「ハガネへと回線を繋げ!」
その台詞の後に画面に現れるのは、ハガネの副長、テツヤ・オノデラだ。それを憎々しげに見るリーへとテツヤは声を掛ける。
「士官学校主席のパーフェクトにしてはらしくない詰めの甘さだったな」
「テツヤ、貴様生きていたのか!?」
「ああ。確かに成績はお前の方が上だが、実戦経験は俺の方が遥かに上だ。伊達にダイテツ艦長の下で鍛えられていた訳ではないんでな」
「黙れ! No.2の貴様がNo.1の私に勝てると思っているのか! 砲撃準備、照準、ハガネ!」
「来るか! タカクラチーフ、チャージはここまででいい。残ったエネルギーはテスラ・ドライブとEフィールドにまわせ」
「はい!」
タカクラチーフと呼ばれた人物が声を上げる。……タカクラチーフ? 誰だ? 一瞬考えるが、すぐにアイビスの相棒である少女の顔が脳裏に浮かぶ。
「トリガーを俺に。重力ブレーキは君に任せる!」
「分かりました」
「艦長!」
「うむ、全機を早く退避させろ」
ダイテツ・ミナセの声だろう。苦しげな声がそう命令を下す。
そしてその命令が通知されたのか、ハガネとヒリュウ改の部隊が全機後退しようとする。動けない機体は仲間の機体の手を借りたりしているが、その速度はなるほど、精鋭部隊と呼ぶに相応しいだろう。だが……キョウスケの機体はパワーアップの為に、ここで一度沈んで貰う!
「全機全力で逃げろっ! 今回は負け戦だ、無駄に命を落とすな!」
キョウスケのアルトアイゼンからその命令が下った時、既にグロウセイヴァーはその姿を射程距離へと捉えていた。
「いい態度だ、キョウスケ・ナンブ! だが、貴様にだけはその首を落としていってもらう! 加速、集中!」
ファントム全機を射出。アルトアイゼンを中心に周囲を移動させながらレーザー弾を連続して撃ち込み続ける。
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