閑話
第十三話
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いんだね」
「でしょ〜?」
「何故サクラが返事をする?」
能力を作る能力でもっと簡単な解決法はあったがこっちの方が後の事を考えると有利な気がしてきたからこっちにした。
「それじゃ早速……大魔導転籍、50ページの魔法参照、詠唱開始」
「「……え?」」
「守護転生!」
魔法の光が二人を包み、そのまま部屋全体まで広がる。しばらく間発光は止まらなかった。目がチカチカする。
「も〜、やるならやるって言ってよ〜!」
「お兄さん……」
「いや、すまん。一回もやった事無いからどんな風になるか分からんかった」
「あたし達は実験台!?」
「うにゃ〜……」
「いや、ホントごめんなさい」
実験台扱いしたのは事実だし謝らないと。90度直角に曲げて謝る。○字工事みたいにふざけないぞ。
「……もういいよ。ボクもちょっと無神経だった。お兄ちゃんはこんなにも頑張ったのに」
「そうだね、過去は振り向かないものだよ!」
「……アイシア、それ意味が違うよ」
「?」
このアイシアはアホの子なのか?某青髪みたいな?顔浮かべているぜ。
「で、お兄ちゃん?」
「何だ?」
「その守護騎士?の説明をしてよ。あたし達何が変わったかよく分かんないしね」
「それボクのセリフ!?」
「えへへ♪」
……絶対確信犯だよな。
「まず自分達の体が幻である事は話したな?」
「うん」
「故に幻に仮初めの肉体を与えている魔法世界から出れない。範囲外には干渉出来ないからな」
「それでそれで?」
「そこで魔法世界の代わりに大魔導転籍が実体を与えるように調整、もとい権利を奪った」
最も、それは魔法世界みたいに魔力で構成された生き物に限った話なんだけどね。過程が異なるが守護転生は生身の人間にも使える。
「権利?」
「竜種や魔獣は魔法世界の創造者の操り人形なのさ。存在させる代わりにいざという時に私の味方をしろ、的なね」
「大魔導転籍がその権利を奪ったって事は……」
「……何かしらのメリット・デメリットが生じてるって事だよね?」
「その通り。メリットは大魔導転籍が消滅しない限り死なない。デメリットは俺が死んだら大魔導転籍
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