暁 〜小説投稿サイト〜
エヴァンゲリオン REAL 最後の女神
使徒大戦
第二章
2.01
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
できないって言ったでしょ!
 アンタのほうはまあ肉親だって思ってるのは認めてやったとしてもね、ファーストのほうは違うわよ。明らかにアンタを求めてる。
 アンタみたいな優し……コホン。優柔不断なヤツがアイツの生まれを知ってるのに、行き場がないのを知ってるのに見捨てられるの? アタシだけを見てくれるの?
 なにニヤニヤしてんのよ。あっ、アンタ、アタシの心のぞいたわね。イイ度胸じゃないの。なに口答えしてんのよ、つながってるんだから見えるってことくらい分かってるのよ。でも腹がたつんだから!
 まあいいわ。
 多少はアイツにお情けをくれてやっても。アイツも不幸だしね。アンタしかいないって依存する気持ちも分かるしさ。
 でも! いい? アタシが本妻よ。分かってるわね。あくまでアイツはおまけ。いいわね?
 あーもう、ホントバカ正直なんだから。いま考えたようなことはぜっっっったいに無いわよ! このスケベ!
 まあ、それはさておき、明るい未来のためにもあの変態ホモ野郎をぶち殺しに行かないとね。
 なによ、あんたまだあのホモに未練あんの?けっこう気が多いわねー。
 なによ、なんだかすっかり絶好調だねって?
 当たり前じゃない。
 弐号機の中にいたママの魂の欠片もアタシに同化したし、バカシンジもゲットしたし。
 弐号機がシンクロしなかったのはあのボケナスの一部がダミープラグってーの? になって弐号機を強制的に乗っ取ったからでしょ。落ち込む理由は無くなったじゃない。
 え? 使徒になったかもしれないって? べつにいーじゃない。アタシもアンタもそうなら問題ナッシングよ。ついでにファーストもね。人類補完計画ってのが何かしらなけど、エヴァはまだ初号機がいるし、あんたが考えている通り副座で乗ってあげるわよ。あの腐れホモ野郎をぷちっと殲滅したら、ネルフだろうが国連だろうが敵じゃないって。第一、アンタもたぶんアタシもATフィールドはれんのよ? 無敵じゃない。だからさっさとここを出るわよ。

 ……ふう、アスカ完全復活って感じだよね、あのテンションの高さは……わ、ごめんって。
 えっ、ただじゃ許さない? えっ? ええっ? そ、そんな恥ずかしいこと……。
 わ、わかったよ、言えばいいんだろ。
 ……アスカ、愛してるよ。
 ウソじゃないみたいねって……そんなの、つながってんだから最初っから分かってるんだろ。もう。ていうか、そーゆーとこはアスカ変わりすぎだよ。素直になることにした、って言ってもちょっと……。
 いや、その……うれしいんだけどね。そりゃね。ああもう。そうだよ、すごくうれしいよ。
 ……弐号機のお母さんは残念だったね。欠片だけしか残ってないなんて……やっぱり徐々にエヴァに吸収されてしまうんだね。存在の重みが圧倒的に違うからね……普通の人間じゃあ。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ