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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十八話 明かされた醜悪
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慢だ」
ヘンケンのラーディッシュも攻撃を行っていた。
「待っていてくれ。いいな」
「はい、それでは」
「艦長、敵の援軍です」
アゼレアが彼に言ってきた。
「どうしますか」
「引き付ける」
彼はすぐにそのアゼレアの言葉に応えた。
「今はな」
「わかりました。前には出ないんですね」
「前に出ればそれで終わりだぞ」
こう言って言葉を少しきついものにさせた。
「総攻撃を受けてな」
「その通りです」
ナタルが今のヘンケンの言葉に頷く。
「ですから今は」
「その通りだ。動かずに水際攻撃に専念する」
それが今のロンド=ベルの戦いだった。
「いいな」
「わかりました」
「それでは」
ナタルとアゼレアは今の彼の言葉に応えた。戦いはそのまま続く。敵の援軍がまた攻めてきた。やはりロンド=ベルは動かず攻撃を続けた。
「おのれ、ロンド=ベルめ」
「動かないか」
それを見たガルラ帝国の本陣では歯噛みしていた。
「出て来たところを囲み潰すつもりが」
「読んでいるのか」
「どうやらそうだな」
仮面の男が彼等の言葉に頷いていた。
「ロンド=ベルも愚かではないということだな」
「愚かではありませんか」
「伊達に今まで我々の攻撃を防いだわけではない」
彼はまた言った。
「どうやらな」
「しかし」
岩石のような男がその彼に言ってきた。
「クロッペン司令」
そして仮面の男の名を呼んだ。
「ここはこのボイダーにお任せを」
「どうするつもりだ?」
「このまま正面から押し潰すだけです」
これが彼の考えであった。
「数を頼んで」
「ふん、愚かな」
しかし今の彼の案には反対する意見が出て来た。恐竜の様な顔の者だ。
「そんなことをしても何になる」
「わしの案を駄目だというのか」
「そうだ」
彼はこう言ってボイダーの言葉をさらに否定する。
「このプロザウルスならば」
「どうするというのだ?」
「左右から囲んで攻める」
これが彼の案だった。
「そうして殲滅するのだ」
「駄目だな」
またそれに反対する意見が出ていた。
「プロザウルス、貴様の提案も愚かなものだ」
「何だと、カブト」
プロザウルスはその虫の顔の男を見据えた。
「では貴様はどう考えているのだ」
「ただ包囲しただけであの連中は倒せん」
カブトは言うのだった。
「やはりおびき出してだ」
「それができんからではないのか」
「頭を使え」
しかしカブトはプロザウルスに言い返す。
「頭をな。一旦退きそのうえで誘い出すのだ」
「それができぬからであろう」
植物のような緑の女の言葉だった。
「カブト、御前もわかっておらん」
「ミズカか」
「そうだ」
女は名前を言われ答えた。
「それもまた愚だ。何者かを捕らえそのうえで人質として
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