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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十七話 風間博士の狂気
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て意味よこの馬鹿!」
「何ィ!?手前似た声が多いからって威張るんじゃねえぞ!」
「悪い!?それだけ人気があるってことよ!」
話が変な方向に向かっていた。
「そういうあんたは二人だけじゃない、シンと!」
「主役だからいいんだよ!」
「他には紫のドラゴンも似てるわよね!」
「羨ましいだろ!」
言い争いが妙な方向に向かっていた。皆その言い争いを遠巻きに見ていた。その中で光はぽつりと風に言うのだった。
「なあ風ちゃん」
「何ですの?」
「私も似た声の人欲しいな」
「そうですわね」
これは風も同じ意見だった。
「私も。そうした方がおられなくて」
「その点海ちゃんが羨ましいな」
「モコナさんもそうですわ」
「ぷう、ぷう」
ここで楽しそうに声をあげて跳ねるモコナだった。何気に声が似ている人間が多いというのがロンド=ベルでは話題にもなっているのだった。
何はともあれ仙台に到着した。仙台に今まさに上陸せんとしているガルラ帝国の大軍が既に展開し事態は一刻を争う状況であった。
「すぐに突撃だ」
「突撃ですか」
「このままでは市街に入られる」
ダイテツはこうテツヤに述べた。
「それだけは防がねばならん」
「だからですか」
「敵に突撃をかけその進撃を止める」
まずはこれであった。
「そのうえでだ。さらなる上陸を止めるのだ」
「それでは今から」
「そうだ、全軍突撃」
命令は簡潔だった。
「すぐに行くぞ。いいな」
「わかりました」
「全軍突撃!」
ダイテツの指示が下る。こうしてロンド=ベルはそのまま帝国の大軍に突入した。今回はいきなり派手な接近戦からはじまった。
「おらおらおら!」
ヂボデーが派手に拳を繰り出し帝国のマシンを叩き潰していく。
「御前等がどれだけいようが敵じゃねえんだよ!」
「その通りさ!」
サイシーは飛翔した。そして。
「おいら達だって強くなってるからね!」
言いながら蹴りを繰り出す。接近戦ならば彼等のものだった。
当然アルゴとジョルジュもいる。彼等も派手に闘っている。
ボルトガンダムのハンマーが唸る。一撃一撃で敵を潰していく。
「相変わらずお見事です」
「そちらもね」
こうジョルジュに応えるアルゴだった。
「見事だ。そのビット」
「何、慣れです」
気品のある声で返すジョルジュだった。
「これもまた」
「慣れか」
「大軍との接近戦も何度もありましたから」
だからだというのである。
「この程度は」
「確かにな。しかしだ」
「はい」
ここで二人は周りを見る。
「敵は周りに幾らでもいる」
「しかも次々に上陸してこようとしています」
戦局は必ずしも楽観視できるものではないのだった。
「ここは。何としても」
「退けなければならない」
こう言い合い闘う彼等だ
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