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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十五話 エイジの決断
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ここに戻ったからよ」
「そうか。戻ったんだな」
「学校にな」
「ああ。ここから出ねえ」
もう決めているのだった。
「絶対にな。何があってもな」
「そうか」
「まあ何よりだけれどな」
皆とりあえずエイジが戻って来たことには喜んでいるのだった。
「まずは何よりだよ」
「とりあえずな」
「それでエイジ」
「今日だけれど」
女の子二人が彼に対して言って来た。
「どうするの?これから」
「予定ある?」
「いや、ねえけれどよ」
「じゃあハンバーガー食べに行かない?」
「どう?」
こうエイジに提案してきたのである。
「時間あったらだけれど」
「どうかしら」
「いいのかよ。それで」
エイジは女の子二人の話を聞いて顔を向けた。
「じゃあ俺もな」
「俺も」
男二人も話に入って来た。
「これでいつものメンバーだよな」
「エイジが戻ってな」
「そうだな。そういえばな」
エイジは彼等の言葉を聞いてそれで笑顔になって頷いた。
「ずっと何かこういう生活忘れていたぜ」
「じゃあ今まで通りここはね」
「ハンバーガーをね」
「食べるか」
そんな話をしながら楽しい日常を過ごす彼だった。放課後には実際に皆でハンバーガーショップに入って楽しく談笑していた。彼にとってはまことに楽しい日常が戻っていた。
「それでね。昨日なんかね」
「こんなことがあったんだよな」
「へえ、そうだったのかよ」
エイジはそのハンバーガーを食べながら話を聞いていた。
「あいつがねえ」
「意外でしょ?」
「俺達も驚いたんだよ」
「何か俺がいない間に色々とあったんだな」
こうも思うのだった。
「ちぇっ、話に入り損ねたぜ」
「まあまあ」
「それにしてもよ」
ここで男友達の一人が彼に言ってきた。
「御前何か変わったな」
「そうか?」
「雰囲気が鋭くなったな」
こう彼に言うのだった。
「何かな。何かあったのか?」
「いや、別に」
グラヴィオンに乗っていたこともロンド=ベルにいたことも今は隠していた。
「何もねえけれどよ」
「そうよ。エイジずっと旅行に行ってたのよね」
「あれっ、病気じゃなかったっけ」
「馬鹿、こいつが病気なんかするかよ」
「そうだよ。それはないと思うよ」
男友達は少なくとも病気の可能性は否定したのだった。
「何とかは風邪ひかねえっていうからよ」
「ないって。やっぱり」
「おい、そりゃ一体どういう意味だよ」
エイジもまた予定調和の如く彼等の言葉に対して怒った声でクレームをつけるのだった。
「俺が馬鹿だっていうのかよ」
「って違うのか?」
「そうとしか言えないじゃない」
「何でこんなに言われるんだ?俺ってよ」
彼にとっては実に不本意なことであった。
「ったくよお。まあとにかくよ」

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