暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十五話 エイジの決断
[15/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「それはあるな」
ミシェルもその可能性は否定しなかった。
「俺達の世界でもそうしたことは多くあるからな」
「タケルさんや勝平君達がそうですね。あと大介さんも」
ルカはざっと思い出すだけの事例を出してきた。
「他にも多くの方が。ロンド=ベルには」
「それを考えたら有り得るな」
アルトは考える顔で述べた。
「当然な」
「そうだ。その可能性はある」
オズマもそれは否定できなかった。
「充分にな」
「他の星の人か」
エイジは彼等の言葉を聞いているうちに考える顔になった。
「だよな。この世界だって色々あるしな」
「そうですね。それでエイジ君」
ここまで話したところでルカが話を変えてきた。
「これからですけれど」
「ああ。何だ?」
「よかったら何か食べませんか?」
こう彼に提案してきたのだった。
「丁度おやつの時間ですよ」
「ああ、もうそんな時間かよ」
言われて気付いたエイジだった。
「早いな。何かよ」
「それで何がいいですか?」
「何って言われてもよ」
エイジは考える顔になった。
「ちょっとな」
「パンケーキがいいな」
何故かここで高須の声が出て来た。
「ここはね」
「んっ!?」
エイジもすぐにその言葉に気付いた。
「まさか。今の声はよ」
「そう。そのまさかだよ」
「よお、エイジ」
高須だけでなく大島も出て来たのだった。
「俺もパンケーキな」
「御前等どうしてここにいるんだよ」
「私達もロンド=ベルに志願したの」
「そういうこと」
ユミとカオリも出て来た。何と二人はメイドの格好である。
「私達二人はメイドさんになったのよ」
「宜しくね」
「宜しくにじゃねえだろ」
エイジは驚きを隠せないまま彼等に言った。
「何でこうなったんだよ」
「僕達も考えたんだよ」
「御前戦ってるだろ?」
また高須と大島が彼に言ってきた。
「だったら友達の僕達もね」
「そう考えてよ」
「けれどよ。それでもよ」
エイジは彼等の言葉を聞いても渋い顔だった。
「ロンド=ベルの戦いってよ」
「激しいっていうの?」
「そうだよ」
高須に返した言葉こそ彼の本音だった。
「それだよ。下手したら死ぬんだよ」
「それって街にいても同じじゃない」
「ねえ」
ユミとカオリは二人に顔を見合わせて言い合った。
「そんなのね。今の御時世」
「だったらこうして戦った方がずっといいわよ」
「それでもよ」
「僕はグラヴィオン関係のコンピューター担当することになったから」
「俺は整備な」
高須と大島はエイジの言葉より先に言ってきた。
「そういうことでね。これからもね」
「宜しくな」
「ったくよ。何かどんどんメンバーが増えていってるじゃねえかよ」
エイジはこう言いながらも結局は彼等を受け入
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ