第百十三話 四十年前の依頼
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か。それで」
「今ここに」
「その通りだ。ではやらせてもらう」
既に戦闘に入っており動きは的確だった。
「これからの謎を解く為に」
こうして彼はロンド=ベルに加わることになった。イール達は瞬く間に壊滅させられロンド=ベルは陣形を整えた。その彼等の前にシュウのネオ=グランゾンが立つ。
「それでは皆さん」
「いよいよってわけかよ」
「はい、そうです」
こうマサキの言葉にも応える。
「元の世界に戻ります」
「東京ジュピターのある世界になのね」
「そうです。その世界です」
遥の言葉に頷いてみせる。
「その世界に」
「わかったわ」
遥はその言葉を聞いて頷いた。
「それじゃあ」
「何か思えば短かったか?」
オリファーがここで言った。
「ここにいたのは」
「そうね。私達は今の戦いまで出番がなかったし」
マーベットが夫の言葉に応える。
「いるだけだったっていうこともあるけれど」
「そうだな。だが向こうの世界に戻れば」
「ええ。また戦いね」
マーベットの言葉が強いものになった。
「彼等との」
「そのガルラ帝国のだな」
ロジャーは二人の言葉に応え述べた。
「彼等との戦いがあるのか」
「ええ、そうよ」
「その通りだ」
二人もロジャーの問いに返す。
「かなり勢力は大きいから」
「数は覚悟しておいてくれ」
「それはわかっている」
そのことも既に聞いているロジャーであった。
「もう。それもまた」
「知っているのよ」
ここでドロシーも言ってきた。
「ロジャーは。外の世界での戦いは」
「おっ、それなら話は早いよな」
ジュドーがドロシーの声を聞いて明るく述べた。
「もう知ってるんならよ」
「しかし外の世界のことは知らない」
だがロジャーはこうも言った。
「そのことはな」
「戦いは知っていて世界は知らない」
カツがその言葉に首を捻る。
「それって?」
「だから。あちらの世界での戦争のことは知ってるのよ」
クリスがそのカツに説明する。
「けれどね。それは知ってるけれど」
「どんな社会かは知らないってことですか」
「そういうことよ」
ここでカツの言葉に対して頷いた。
「これならわかるわよね」
「ええ、まあ」
カツもそう言われてわかったのだった。
「そう言われれば」
「そういうことなのよ」
「そうだったんだ」
バーニィが今のクリスの言葉を聞いて声をあげてきた。
「それでか。戦いは知ってるけれどっていうのは」
「バーニィもわからなかったの?」
「かなりね」
これまた正直にクリスに述べる。
「何か変なこと言ってるなあってさ」
「何でわからないのよ」
クリスはバーニィのその言葉を聞いて述べた。
「すぐにわかるじゃない」
「そうか?」
だが彼はその言葉にも首を捻る
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