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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十三話 四十年前の依頼
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十年前だよ」
彼はこうロジャーに告げてきた。
「四十年前にだ。依頼したのだな」
「四十年前!?」
ロジャーはこの言葉を聞いて顔を曇らせた。
「四十年前ですか」
「そうだ」
彼はまたロジャーに対して答えた。
「四十年前にだ。依頼したのだよ」
「そんな筈がありません」
ロジャーは彼の言葉を完全に否定した。
「私は二十五年しか生きていません」
「うむ」
ゴードンも彼の言葉に頷く。
「それはその通りだ」
「では何故」
彼にしては珍しくいささか言葉に感情が入っていた。
「四十年前に依頼をされているのですか」
「そこなのだよ」
不意にゴードンの言葉が止まった。
「問題はそこなのだよ」
「そこ!?」
「そう、そこなのだよ」
彼はまた言った。
「そこなのだ。君は二十五年しか生きていない」
「はい」
「それは絶対のことだ」
この前提をまず話の中に置いた。
「しかし。私は四十年前に依頼した」
「私に」
「そう。この街の謎を解くことを」
彼は話すのだった。
「依頼しているのだよ。私はそのことをはっきりと覚えている」
「しかしこの街の記憶は」
ロジャーはここでゴードンに対して述べた。
「四十年前の記憶がありません」
「その通りだ」
「では何故四十年前にその依頼を」
「それを確かめて欲しい」
彼はロジャーの目を見ながら告げた。
「そのことをな。いいかね?」
「依頼ですか」
「いや、依頼の再確認だ」
こう言うのであった。
「これはな。依頼の再確認なのだよ」
「では四十年前のその依頼をそのまま」
「頼めるだろうか」
あらためてロジャーを見つつ問う。
「この街の謎を解くことを。頼めるだろうか」
「それが依頼というならば」
ロジャーの返答はもう決まっていた。
「引き受けさせて頂きます」
「そうか。それは何よりだ」
「しかし」
だがロジャーの心の中の疑念は何一つ晴れてはいなかった。むしろそれはより深まっていた。
「全く何もかも」
「わからないのかね」
「ええ」
はっきりとゴードンに答えたのだった。
「貴方のお話ですと」
「言いたいことはわかっているよ」
「はい。私は四十年前にいたことになります」
彼はこのことにも言うのだった。
「この街に」
「そう。それは有り得ない」
ゴードンもまたそのことを言う。
「そうだな」
「はい、それは絶対に」
何故かということは既に二人はわかっていた。
「私は二十五です。それでどうして」
「それは私にもわからん。だからこそだ」
「そうですか。だからこそ」
「この街の謎を解いてくれ」
あらためてロジャーに告げた。
「頼むよ」
「わかりました」
ここでも頷きはした。
「それにつきましては」
「私にしろ間違いなく四十年
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