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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十二話 赤い果実
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得られるというのか」
「そうだ。そしてこれは依頼だ」
あくまでそれを優先させる彼だった。
「それを果たさせてもらう。それだけだ」
こうアランに言い切ったのだった。アランはそれを聞くと何時の間にか姿を消していた。後に残ったのは彼の他にはドロシーとヒイロだけであった。
その中でヒイロが彼に問うてきた。
「では行くのだな」
「先に話した通りだ」
これがヒイロへの返答だった。
「依頼だ。行かせてもらう」
「わかった」
ヒイロはその言葉を受けて静かに頷いた。
「なら。行くといい」
「それでは」
「とりあえず俺達はこれで交代だしな」
「後は別のメンバーが来る」
デュオとウーヒェイがこう彼に話す。
「悪いがここでお別れだ」
「申し継ぎはしておく」
「そして貴方は農場に、ですね」
カトルはヒイロと同じくロジャーに対して問うた。
「健闘を祈ります」
「有り難う」
「何が起こるかわからないが」
トロワはそのことを警戒していた。
「謎を解き明かすことを祈っている」
ロジャーは彼等と別れドロシーと共にグリフォンに移り農場に向かう。その謎を全て解き明かす為に。今そこに向かうのだった。

第百十二話完

2009・3・7
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