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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十話 ネゴシエイター
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ここでは感情を隠さなかった。
「私も誰も何も知らないのだから。この街に対して」
「では。引き受けて下さいますね」
あらためてロジャーに顔を向けて問うた。
「この依頼を」
「うむ」
シュウの言葉に対して頷いた。
「それでは。受けさせてもらおう」
「有り難うございます」
シュウはロジャーの今の言葉を満足した顔で受けた。
「それでは。早速」
「だが。ロンド=ベルか」
当然ロンド=ベルの話を聞いている。
「ざっと見たところ」
「何ですか?」
「多いな」
今ここに集まっている面々を見ての言葉だった。
「これだけ多いとこの街では騒ぎになる」
「騒ぎに?ああ、そうか」
「俺達外から来た人間だしな」
「そんな人間が大勢潜入したら」
「やっぱり怪しいよな」
「そういうことだ」
ロジャーはあらためて彼等に述べた。
「だからここは私一人でもいいが」
「何人か交代で行かせましょう」
大河が提案してきた。
「それで宜しいでしょうか」
「そうですね」
ロジャーは彼の提案に考える顔になった。
「それではそのように」
「はい」
大河は彼の言葉に頷いた。
「御願いします」
「わかりました。それでは」
大河の言葉に紳士的に応える。
「この仕事受けさせて頂きます」
「有り難うございます」
「確かにこの街にはあまりにも謎が多い」
ロジャーは右手の人差し指を鍵型にしてそのうえで顎に添えて考える顔になっていた。
「私も以前から不思議に思っていた」
「何故四十年前の記憶がないのか」
「そして外の世界と隔絶されてきたか」
ロジャーはシュウに応えて言う。
「謎はかなり深いのは間違いない」
「それを解いた時に何かがわかります」
「それでは。今から」
ロジャーはシュウに応え続ける。
「この街の謎。解かせてもらう」
こうしてロジャーはパラダイムシティの謎に挑むことになった。だがそれは彼にとっても、そしてロンド=ベルにとっても途方もないものなのであった。

第百十話完

2009・2・27
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