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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百十話 ネゴシエイター
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もね」
「ドイツ忍者でしたっけ」
「ドイツに忍者なんていないから」
リツコはこのことを強調する。
「アスカにそれ行ったら本気で怒るから注意しなさい」
「アスカちゃんがですか」
「彼女マスターアジアとかそのシュバルツ=ブルーダーに拒否反応強いから」
それは全く消えていないのである。
「だから。それはね」
「わかりました」
キムもその言葉を受けて頷く。
「それじゃあそれは」
「ええ、注意してね」
釘を刺すのだった。
「言ったらもう大変だから」
「あっちの世界も本当に大変なんですね」
「ええ。何処もかしこもみたいね」
ミサトはキムの言葉に応えながら腕を組んで考える顔になった。
「どうしてかしら。とにかく色々あるけれど」
「この街にしろ」
加持は今度は街を見回していた。
「謎だらけだしな。何処までもおかしなっことが続くな」
彼は言うのだった。そしてそのうえでまた情報収集に回る。そしてこの頃ドモンとレインは街の中を進みそこで色々と情報収集にあたっていた。
「さて、街の大きさは」
「それもわかったのか」
「ニューヨークと同じ位ね」
レインは言った。
「この大きさは」
「そうなのか」
「ええ。人口も同じ位ね」
レインはそれも分析していた。
「これだけの街が存在できる規模のエネルギーや食料はちょっと」
「ないのか」
「無理ね」
彼女もまた加持達と同じ分析をしていた。
「流石にね。それは」
「だがこの街はある」
ドモンが言うのはこのことだった。
「しかも」
「しかも?」
「誰も。それに何も思っていないな」
彼は今街を行き交う人々を見ていた。
「誰もな。その人間達も」
「どうしたの?」
「心が見られない」
こう言うのである。
「少なくとも感情が乏しい。機械のように」
「機械ね」
「レイン」
ドモンはまたレインに言ってきた。
「街の端に行ったな」
「いえ」
ドモンの言葉には首を横に振った。
「行ったことは行ったわよね」
「ああ」
「けれど」
端に辿り着いたという実感はあるのだ。
「そこから着くのはいつも反対側のある場所」
「そうだったな」
「この街がまるで地球みたいに」
レインは言葉を続ける。
「辿り着く場所は元の場所。本当におかしいわ」
「そして街の人間もだ」
「おかしいことばかりね」
レインもこう言わずにはいられなかった。
「この街は」
「しかもだ」
ここでドモンの言葉が変わった。
「あれを見ろ」
「えっ!?」
目の前で丁度カーチェイスが行われていた。
「治安も悪い」
「そうね」
しかも銃撃戦にまでなっている。パトカーが一台の黒い車を追っていた。
「本当におかしな場所ね」
「やはり。謎だらけだな」
二人は今はそおカーチェイスを
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