暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
邂逅そして確信
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だなんて

「お前……キリトだよな?」

「ん?なにいってやが……」

初めてこちらを向いたキリトが固まった。……まさか

俺はあわてて近くのガラスを見る。そこには俺のアバターが写っていたのだが……小っせ

「まさかのショタ化かよ……」

この姿で銃をぶっぱなしたりするのか……シュールとしか言いようがないな

「小さいな」

キリトがその中性的な顔を近付けて言ってくる。ニヤニヤ……と笑っているんだろうが、優雅にほほえんでるようにしか見えないぞ?

「そっちこそ、TSでもしたか?」

「へっ!?」

俺の言葉に近くのガラスに顔を向けて現状確認をするキリト

「な……なんだこりゃ!?」

ここで、俺とキリトの容姿について説明しよう。キリトは透き通るような白い肌に真っ黒な長い髪。瞳は大きめでまつ毛も長い。まあ、いわゆる美少女というやつだ。初見でこいつを男だとわかるやつはいないだろう。俺はというとALO時代よりも縮んだキリトよりもさらに小さい身長(140ぐらい?)。長めの髪。Fate/Zeroの桜みたいな容姿をしている(どっちかというと容姿が少女っぽいんだよ、ちくしょう)

二人して男っぽくない、むしろ美少女と呼ばれるであろうアバターを手に入れて肩を落としていると向こうから男が一人あわてて走ってきた

「おおっ、お姉さんたち運がいいね!そのアバター、F1300番系、そしてF1500番系でしょ!め〜〜ったに出ないんだよ、そのタイプ。どう、今ならまだ始めたばっかだろうしさあ、アカウントごと売らない?二メガクレジット出すよ!」

ぼーっとして胸のあたりをまさぐっているキリトは無視して俺が応える

「コンバートだからな。残念ながら譲れない」

女発言は華麗にスルーして答える。どうせもう会うことはないだろうからな

「うーん、そうか……。ま、気が変わったら連絡してくれ」

そう言って透明なカード型のアイテムを押しつけてさって行った。キャラ名、性別、所属ギルド名などが書かれた、せい名刺のようなものだろう。すぐに消えたがアドレス帳にでも記載されたのだろう。と、そんなことよりも……

「いい加減目を覚ませや!!」

胸のあたりをまさぐっているキリト(端から見るとただの変態)に回し蹴りを決める。武道の経験者が見ればうなるレベルの綺麗な回し蹴りだった

「ぶふっ!?」

街中なのでダメージはないが衝撃で吹き飛び壁に叩きつけられるキリト。まわりの人は驚いて動きを止める。まあ、見た目幼女(不本意だが)の俺が見た目美少女(笑)のキリトを回し蹴りで吹き飛ばしたのだから無理ないか

「な、なにしやがる……」

「お前……端から見ると変態だったぞ……」

まあ、顔がいいから絵にはなってたがな
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