第三話
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「えっと、試験内容なんだっけな?」
ディアは三枚の試験内容のうち一枚目の紙に目を通すと、プチプリを五体討伐と書いてあったので、ディアはカノンノと一緒にプチプリを探し始める。
道中ディアはカノンノにプチプリがどのような魔物かを聞く。
「えっと、プチプリは草にそっくりな魔物だよ、炎の技に弱いんだ」
カノンノの説明が終わり、しばらく大森林を歩いていたら、お目当てのプチプリを一体見つけて、二人は鞘から剣を引き抜く。
カノンノはディアの武器が剣から双剣になっているのに気付くとディアに聞いた。
「ディアは昨日、剣一本だったよね、アンジュさんは剣を落としたり壊れたりしたらの為に二本袋にいれたんだけど」
「一本でも大丈夫だと思うけど、二本の方が戦いやすい気がして、大丈夫!なんとかなるよ、それにあの魔物は炎に弱いんだよね」
ディアの質問にカノンノは頷くとディアは「よし」とだけ言い、一人でプチプリに近づく。
いきなり一人でプチプリに近づくディアをカノンノは止めようとするが、それより先にディアの回りに赤い魔方陣が現れ、カノンノは言葉を失う。
「煌めく炎、我が手に・・・ファイアボール!」
ディアは目を瞑り、魔術を詠唱し、終わると同時に三つの炎の弾が現れ、プチプリに命中すると、プチプリはそのまま炎に焼かれ灰になった。
「よし!後、四体」
ディアは拳を握りしめると、カノンノの傍に近づく。
「カノンノ?どうしたの?」
「いつの間に魔術を使えるようになったの?私、ビックリしちゃった」
カノンノの質問にディアは昨日の説明をするとカノンノは「そっか、すごく頑張ってるんだね」と言い、二人は話を終えると、プチプリ探しを再開した。
「えーい!虎牙破斬!」
「せい!やあ!そら!」
コンフェイト大森林の奥地についたディアとカノンノは残りのプチプリを発見し戦闘を繰り広げていた。
「もう一回!虎牙破斬!やったぁ!」
「カノンノ!油断しないで!!」
「え?・きゃあ!」
カノンノは上に斬り上げてから、剣を降り下ろす虎牙破斬を一体のプチプリに放ち撃破するが、そのかわり隙ができてしまい、後ろにいたプチプリに気付かず、攻撃をまともに喰らい吹き飛ばされてしまう。
「カノンノ!初めてだけど、うまくいけ!魔神剣・双牙!!」
ディアは叫ぶと同時に両手に持っていた剣を二度振るうと、二つの衝撃波が現れ、カノンノを襲っていたプチプリを吹き飛ばし、その隙にディアはカノンノのもとに駆け寄る。
「大丈夫!?カノンノ!アップルグミだよ食べて!」
「う・・うん、う!」
「とりあえず、少し休んでて残りは僕が倒す!」
ディアは一体のプチプリに向かって走り出すとプチプリはディアにむかって自分の体で突進するが、デ
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