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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十八話 続く日常、綻びを生む傷
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「フェイトのは決まったけど士郎のはどうするの?」
「特に拘りはないんだが」
「まあ、士郎君らしい気もするけどね」
「だね」
遠坂のように機械音痴というわけでもないが、魔術師の性とでもいうのかパソコンや携帯など使えれば特にどれでもよく、拘りはない。
強いて挙げれば壊れにくく、派手ではないシンプルなのが好みだ。
フェイトの携帯のデザインもシンプルでいいよな。
それにカラーに赤もあるし。
「フェイトの携帯ならシンプルだし、色違いでも」
「「「ちょっと待った!!」」」
うれしそうな顔をするフェイトと詰め寄って来るなのは、アリサ、すずかの三人。
三人の眼が怖い。
「士郎君、軽はずみな発言はいけないと思うの」
「なのはに同感だわ」
「うん。士郎君はもう少し考えて発言しようね」
えっと、つまりはフェイトと同じ携帯だと気に入らないと
「なら、どうしろと?」
「どうせなら私と同じ」
「すずかちゃん!?」
「すずか、なに抜け駆けしてんの!」
なかなかの策士だなすずか。
元いた世界でも似たようなやり取りをした記憶がある。
あの時のすずかのポジションは桜だったな。
こうして改めて意識するとどこか桜と似ている雰囲気があるか。
「士郎。
どうせなら全員違う機種の方が面白いでしょ。
好みはどうなの」
そして、これ以上ややこしくなる前にアリサが手を叩いて場を納める。
「好みか、特に拘りはないが、シンプルで丈夫なのが。
色は赤がいいが」
「OK、じゃあ、なのは、すずか、フェイト。
士郎の好みそうなのをパンフレットから探すわよ。
士郎もそれでいいわね」
「ああ」
この四人なら変なのを選んだりする心配もないので任せると頷く。
俺が頷くと同時に集まってパンフレットを見て議論を交す四人。
四人共真剣そのもので俺が好みそうなデザインの携帯を議論している。
そして四人一致で選ばれたのは最新機種というわけではないが防水などの耐久性に優れたワインレッドの折りたたみ携帯。
デザインもシンプルで俺に異論があるわけもない。
というわけで無事に俺とフェイトの携帯も決まったので放課後にリンディさんと合流して携帯ショップで携帯を購入する。
「ありがとうございます。リンディ母さん」
嬉しそうに買った携帯の袋をリンディさんから受け取り、なのは達の所に駆けていくフェイト。
こうして見るとフェイトとリンディさんもまだ少し硬さがあるようだが、確実に馴染んでいっているのがわかる。
そんなフェイトを見送りながらリンディさんから携帯を受け取る。
小学生だと契約に問題があるので契約はフェイトとあわせてリン
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