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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十八話 続く日常、綻びを生む傷
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い覚悟していたんだが」
「ああ、ちょっと任務でね」
アリアの言葉に曖昧に頷きつつ、ロッテの意外な状態を眺める。
その横で
「リーゼアリア、お久し」
「ん、お久し」
アリアと挨拶をかわすエイミィ。
そこでエイミィの存在に気がついたロッテが身体を起こす。
「よ、エイミィ、お久し」
「ん、お久し」
四人の気軽な挨拶をエイミィの後ろで眺めていたユーノが
「なんかおいしそうなネズミっ子がいる。
どなた?」
満面の笑みでロッテに寄られる。
フェレットモードの時に猫に追われたトラウマか、その笑みが獲物を見つけた喜びのように見えて引き攣った表情を浮かべるユーノ。
もっとも本来の要件もあるのでクロノの言葉で全員がソファーに座る。
そして、さすがグレアム提督の使い魔ということか闇の書事件の事は、おおよその話は把握していた。
「それで今回の頼みというのは彼なんだ」
クロノ言葉と共に向けられる視線と
「食っていいの」
ロッテの待ってましたと言わんばかりの物騒な言葉。
フェレットの時の悪夢が蘇ったのか、ビクッと身体を振るわせるユーノ。
「ああ、作業が終わったら好きにしてくれ」
「な! おい、ちょっと待て」
さすがに本当に食べられたらたまらないと立ち上がるユーノ。
もっともそんなユーノの姿に笑っていたから
(さすがに冗談だよね)
と肩の力を抜くが
「彼の無限書庫での調べ物に協力してほしいんだ」
「「ふ〜ん」」
クロノの言葉と共に新しいおもちゃを見つけたというような二人の視線に自然と喉が鳴っていた。
side 士郎
平穏な学校の昼休み。
携帯のカタログを見ている俺達五人。
今日の放課後、俺とフェイトの携帯を買いに行くためにその機種を選んでいるのだが
「やっぱりデザインが大事でしょう」
「操作性も大事だよ」
などなど、熱い議論を交している。
ちなみにこの携帯購入だが最初はフェイトだけの予定だったのだが、リンディさんから
「外出時の緊急の連絡のために必要だから持っていた方がいいわ。
料金は管理局持ちだから」
ということで俺の携帯も買う事になったのだ。
フェイトはなのは達の意見を聞きながらパンフレットを見ているが先ほどから同じページで一旦手が止まるところをみると気になるのがあったようだ。
アリサもフェイトの様子に気付いたようで
「フェイト、なにか気に入ったのがあった?」
「え、うん」
フェイトの差し出したパンフレットには黒を基調とした折りたたみ携帯。
フェイトのイメージによくあう携帯になのは達も楽しそうだ。
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