スーパーロボット大戦OGs
0107話
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なんとか回避する事が出来たが、普通ならアーマリオンのハード・ヒートホーンで斬り裂かれるか貫かれるかして終わりだろう。
「アラド・バランガ。今の攻撃は見事だった。……褒美をやろう」
「え? 褒美!? 食べ物か何かか?」
こんな時でもその態度を崩さないというのは余裕の表れなのか、あるいは特に何も考えていないのか……恐らく後者だろうな。苦笑しつつも機密通信でシロガネの格納庫にいる機体へと通信を送る。
「ゼオラ、聞こえているな?」
「はい。外で何が起こっているんですか? こちらからでは映像を受信できないんですが」
「悪いが、これもヴィンデルに知られない為だと思ってくれ。それよりも時間だ。そのままシロガネのハッチから出撃して、ハガネに合流しろ」
「え? は、はい分かりました」
「大尉? 一体……?」
オウカの声を聞きながらも、意図的にそれを無視してゼオラへと命じる。
「今を逃すと、もう奴等と合流できなくなる。急げ!」
「はいっ!」
合流できなくなる、という言葉が効いたのだろう。すぐにこちらとの通信を切りシロガネから飛び出る。
それを見ながら、次はアラドへと通信を送る。
「食い物ではないがな。お前が最も欲していたものだ。……見ろ」
グロウセイヴァーの指が示した方向へと、ビルトビルガーの頭部を向ける。
「あれは……ビルトファルケン!? って事はもしかして!」
「アラド!」
「ゼオラ!? それに、オウカ姉さんにセロ博士まで……」
通信に映ったのだろう、アラドは3人の姿を見て呆然とした声を上げる。
「言っただろう? 褒美だ……安心しろ。既にアギラの洗脳は解いてある。お前の知ってるオウカとゼオラで間違いない」
「あんた、何で……?」
「そうだな、ここはこう言うべきか。知りたい事があるのなら俺を倒してみろ。そうすれば質問に答えてやる」
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