スーパーロボット大戦OGs
0107話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が、既に遅い。
「フルバーストだ、食らえ!」
まず最初に放たれたのは、ビームガトリング砲から放たれたビーム弾。それらが敵機の回避スペースを削る意味もあり四方八方へと降り注ぐ。続いてその隙を突くかのようにビームガトリング砲が発射されたままの状態からリニアレールガンが連続で発射され、アステリオンやサイバスター等の装甲の薄い回避特化型の機体を狙い撃つ。パイロットの差なのか、サイバスターは小破程度のダメージしか与える事は出来なかったが、アステリオンはその速度の代償として薄められた装甲を何ヶ所か貫通され、地上へと墜落する。そして次は2門のランツェ・カノーネとガン・レイピア、ハルバート・ランチャーの同時発射だ。ランツェ・カノーネから放たれたビーム弾はヒュッケバインボクサーやグルンガストへと連続して直撃。ガン・レイピアとハルバート・ランチャーは空中を舞っていたフェアリオン2機へと直撃。損傷させる。
そして最後に放たれたのはファントム。28機全てがレーザーブレードを展開してT-LINKシステムにより増幅された俺の念動力に従い空を舞う。驟雨、いわゆるにわか雨の如く激しく降り注ぐファントム達。その刃は1つ1つが俺の意思通りに動き、虎龍王、ジガンスクード・ドゥロ等の運動性が高くない特機系の機体へとダメージを着々と与えていく。
数十秒後、射撃の嵐が過ぎ去った後に残ったのは小破〜中破の損傷を負った機体の群れだった。
チラリと他の戦場になっている場所へと視線を飛ばすと、スレードゲルミルとダイゼンガーが斬艦刀で切り結び、ヴァイサーガはアンジュルグからの弓の攻撃を回避しつつ五大剣で斬り掛かろうとしている。ラピエサージュとヴァイスリッターは両機とも高機動射撃戦の最中だ。
そしてヴィンデルのトリニティゲインは量産型Wの操る機体を指揮するのに専念しているのか、積極的に前線には出ていない。
戦局だけを見るなら圧倒的にこちらが優勢と言ってもいいだろう。
「戦闘中に他の事に意識を取られているのは感心しないな!」
その言葉と共に、地上からのビーム弾が連続して撃ち出される。
既に見慣れた感のあるそのビーム弾は、ランツェ・カノーネから発射されるものだった。となると……
「エルザムかっ!」
その言葉に応えるかのように、地上を疾駆しながら空を飛んでいるグロウセイヴァー相手に連続してランツェ・カノーネを撃ち込んでくる。
「否、私はレーツェル。レーツェル・ファインシュメッカー! トロンベよ、今が駆け抜ける時!」
その射撃精度は驚愕の一言に尽きるだろう。一撃一撃がこちらの行動を予想しているかのように回避先に叩き込まれてくるのだ。しかも地上を縦横無尽に移動しながら。
「もっとも、俺には通用しないがな! T-LINKシステム、フルコ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ