第九十五話 神人、目覚める
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ライディーンに似ている!?けれど」
「ああ、違うな」
神宮寺が驚く声をあげるマリに述べる。
「あれはな。何かが違うな」
「そうよね。じゃああれは」
「不思議な力を感じます」
麗が言った。
「あのマシンから」
「だとすれば何なんでしょうか」
猿丸はそのマシンが何なのかを考えた。
「あのマシンは。一体」
「わからないな。だがとりあえずは」
「はい」
猿丸は今度は神宮寺の言葉に応えた。
「敵か味方かわからない。様子を見るか」
「そうですね。そうしましょう」
とりあえずは今はそうするしかなかった。様子を見つつドーレム達との戦いを進める。綾人はまずは空にあがった。そこにドーレム達が来る。
「何かしらないが狙っている!?」
それは彼にもわかった。
「なら!」
急いで拳を繰り出しドーレム達に対抗する。そのマシンの攻撃力も性能もかなりのものでドーレム達を次々と倒していく。だがそこで彼の目に入ったのは。
「母さん!?」
側の指揮所を思わせる場所に母がいたのだ。それに気付き動きが止まる。
「どうしてここに!?」
「綾人!?」
そして彼女もそれに気付いたのだった。
「早い。まだ」
「早い!?」
今の母の言葉を聞いて声をあげた。
「何が早いんだよ、母さん!」
「それは・・・・・・」
言おうとした。しかしここでドーレムの攻撃による破片が来た。綾人はそれを見て慌てて母を庇おうと手を出したのだった。
「いけないっ!」
「あっ!」
防ぎはした。しかしその欠片が彼女を襲った。それで顔を傷つけられた。その傷口から流れる血は。
「なっ・・・・・・」
綾人はその血を見て絶句した。青かったのだ。
その青い血が何なのかはわからなかった。しかしそこに。またドーレムが来て今度は綾人を襲うのだった。備えはできなかった。
攻撃を受け吹き飛ばされる。それで彼もダメージを受ける。そして彼の身体から流れるものは。
「そんな・・・・・・」
同じものだった。完全に。それを見て愕然となる。しかしそれに心を留めらせている暇はなかったのだった。
「綾人君!」
「貴女は」
遥だった。その青い戦闘機で彼のところに来たのであった。
「あれは・・・・・・」
「遥さん!?」
ロンド=ベルの面々はその戦闘機を見て声をあげた。
「馬鹿な、どうしてここに」
「戦闘機に乗れることができたの!?」
「ええ、そうよ」
エルフィが驚く彼等に答えた。
「実はね。そうなのよ」
「戦闘機にも乗れるなんて」
「そうだったの」
向こうの世界から来た面々はそれに驚くのだった。
「遥さんって色々できるんだな」
「かなりびっくり」
「それでもよ」
エルフィはここでさらに一同に話した。
「実戦経験はないわ。大丈夫かしら」
「ってそれやばいじゃねえか
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