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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十五話 神人、目覚める
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釈然としないまま頷く綾人だった。
「それじゃあ」
「ええ。こっちよ」
綾人をここで誘導して駅から出る。だが駅から出ると彼は目の前にある少女が出て来たのだった。茶色の長い髪に黄色のワンピースの少女だった。
「美嶋玲香・・・・・・」
「えっ!?」
綾人が今言った名を聞いて声をあげる遥だった。
「今何て」
「美嶋、どうしてここに」
だがその少女はすぐに彼の目の前から消えた。それだけだった。
「消えた・・・・・・何なんだよ」
「とにかく、こっちよ」
慌てて綾人を側に置いていた車に乗せる。
「こっちから。行きましょう」
「う、うん」
車に乗ってそのまま街を走る。しかしそれも目の前にあった破損したコンクリートのバリケードに止められてしまったのだった。
「全く。うちの部隊の暴れっぷりにも困ったものね」
「うちの部隊って?」
「その話も後よ。長くなるから」
それについても今は言えないのだった。
「参ったわね。どうしようかしら」
「ここの道だったら」
ここで綾人は言うのだった。
「こっちです」
「こっち!?」
「そう、こっちです」
右手を指差して言うのであった。
「こっちに行けば開けていますから」
「わかったわ。それじゃあそっちね」
「はい、行きましょう」
綾人の言葉を聞いたうえで右手に向かった。だがここで。突如として異変が起こるのだった。
「あ・・・・・・」
また彼の目の前に。あの少女が出て来たのであった。
「美嶋・・・・・・また」
「!?見えてるの!?」
「どうしたんだ、一体」
遥には答えずに彼女を見ていた。だが見えているのは彼だけだった。
自然に足を踏み出す。そうしてそのまま向かう。遥を置いてそのまま向かう。
「待って、綾人君!」
「美嶋!」
「あっ!」
綾人はそのまま何処かへ行ってしまった。遥はそれを見て歯噛みしたがそれでもだった。すぐに車の方を振り向いて携帯を取り出してそれのスイッチを押した。すると車はそれで戦闘機になるのだった。
「これで!」
それに乗り飛び立った。そのまま綾人を探すのだった。
綾人はその時美嶋という少女を追っていた。しかし彼女の姿は出たり消えたりで何時しか彼は不思議な場所に来ていた。そこは神殿を思わせる幻想的な場所であった。
空中に浮かぶその階段を進み何故か巨大な、耳が翼になっている異様な白いマシンのところに来ていた。それに導かれるようにして中に入ると。
「ここは・・・・・・」
何かと思った時だった。ドーレムが来た。
「うわっ!」
驚いて動きを見せる。そうしてそのマシンを動かした。すると。
「なっ、動いた!」
「おい、何だよあのマシン!」
「ライディーン!?いや、違う」
ロンド=ベルの中で洸が声をあげた。
「あのマシンは。一体」

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