暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十五話 神人、目覚める
[1/10]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
               第九十五話 神人、目覚める
「それではです」
整備と補給を終えたロンド=ベル。彼等にテッサが告げる。
「これより東京ジュピターに入ります」
「ああ」
「いよいよですね」
この世界にいる面々にとっては遂にという感じであった。
「あそこにな」
「解放できます」
「はい。それでです」
テッサは彼等の言葉を受けたうえでこちらに来た面々にも声をかける。
「宜しく御願いします」
「ああ、わかってるさ」
「それじゃあな」
そして彼等もテッサの言葉に対して頷くのだった。
「はい。では今より」
ここで白い制服の面々が出て来た。
「!?彼等は」
「一体」
「連邦から派遣されてきました」
その中の若い青年が彼等に告げてきた。
「八雲総一といいます」
「キム=ホタルです」
「紫東恵です」
「紫東!?」
「というと」
「ええ。妹なのよ」
遥が一同に述べた。
「まあね。色々とあってね」
「っていうか何か私と似てる?」
ルナマリアがその恵を見て言う。
「気のせいかしら」
「気のせいじゃなくて御前等クローンじゃないのか?」
シンはあからさかにこう言っていた。
「外見も似てるし声なんてよ」
「確かに」
「初対面なのに他人の気がしないわ」
ルナマリアも恵もお互いに言い合う。
「何でなんだろう」
「まあとにかく気が合いそうで何よりだけれど」
「僕達が協力させて頂きます」
その八雲があらためて一同に告げる。
「そういうことで。今後共宜しく御願いします」
「こちらこそな」
火麻が彼の挨拶に対して返した。
「宜しく頼むぜ。派手にな!」
「確か貴方が火麻参謀ですか」
「おう、データはもういってるのか」
「はい。というか」
「というか?何だ?」
八雲の言葉の調子が変わったので問い返す。
「何かあるのか?」
「随分豪快な方がおられると御聞きしていましたので」
「豪快!?ははは、そりゃいい」
その言葉を聞いて上機嫌になる火麻だった。
「こっちだってな。やわなことはしないんでな」
「だからですか」
「ああ。今回も派手にやるぜ」
「一応言うけれどこの人参謀だから」
ミサトが八雲に対して述べた。
「そういうことで宜しくね」
「それもわかってるつもりですけれど」
どう見ても参謀に見えないのは事実であった。火麻に関しては。
「まあとにかくですね」
「ええ。こちらこそ宜しくね」
「はい。今後も」
「ただしですね」
ミサトと八雲が握手したところでキムがすっと出て来て言うのだった。
「あくまでこれは任務ですので」
「任務って?」
「馴れ合いは謹んでいくべきだと思います」
何故か生真面目に言うのであった。
「その辺りは宜しく御願いしますね。葛城三佐」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ