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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
新たな始まり
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思ったら、ゲーム内で直接の接触を試みるしかないわけなんだよ。もちろん万が一のことを考えて、最大限の安全措置は取る。キリト君とリン君には、こちらが用意する部屋からダイブしてもらって、モニターしているアミュスフィアの出力になんらかの異常があった場合はすぐに切断する。銃撃されろとは言わない、君たちの眼から見た印象で判断してくれればそれでいい。……行ってくれるね?」

「……それはお願いではなく強制ってやつだろ?まあ、俺は行くよ。貸しを作っておくのも悪くない」

「リンが行くって言うなら俺も行かないとな」

俺の言葉にキリトも乗ってくる

「ありがとう。じゃあ、これが死銃氏の声だよ。どうぞ、聴いてくれたまえ」

準備よくイヤホンを菊岡はこちらに差し出してくる。キリトと一緒にそのイヤホンを受け取り耳に突っ込む

『これが本当の強さだ!愚か者どもよ、この名を恐怖とともに刻め!』
『俺と、この銃の名は死銃……デス・ガンだ!』

その叫び声は金属質な声だったが、紛れもない、殺人へと駆り立てる狂気を孕んでいた








「どう思う?」

「ん?」

店をキリトと出ると早速キリトに話しかける

「死銃のことだよ。……どこかで聴いたことある気がするんだよな……」

声に出さずにソードアート・オンラインで、と言うとキリトも真剣な顔になる

「俺もだ。……だが、思い出せない」

「ああ……」

しばらく無言で歩くキリトと俺

「ガンゲイル・オンラインね……。キリトは銃使えるのか?」

ちなみに俺は一応アメリカで射撃経験はある

「飛び道具って苦手なんだよな……」

頭をかきながらそうぼやけキリト

「おいおい……大丈夫かよ」

正直致命的だろう。回避に関しては大丈夫だと思うが

「まあ、当たって砕けろ、だな」

そのキリトの返答に自然とため息が出る

「相変わらずだよな……。振り回される方の身にもなってくれ」

アスナもどこか無鉄砲なところがあるからなぁ……。脇役としてはもうちょっと計画性を持って行動してもらいたいところだ。とりあえず、俺の言葉に笑うキリトを今すぐぶん殴りたい

「よし……俺はアスナとちょっと出かけるが、燐はどうする?一緒に来るか?」

「馬に蹴られる趣味は無いから遠慮しとく。まあ、帰って下調べってところかな?」

「……よくやるよな……」

「お前がやらなさすぎなだけだ」

そう言って手を振りキリトと別れる。さて、家に戻るか

「ふむ……」

携帯でガンゲイル・オンラインを検索しながら電車に乗り込む

この時間帯はあまり人がいない。何気なく辺りを見回すと詩乃が座席に座っていた。……電車で偶然知り合いに会うってどんな
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