第九十三話 ガンダムマイスター
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ん。ミーティアはとにかく武器庫だから」
まさにその通りである。
「だから。思い切ってやってくれたらいいよ」
「そうか。それじゃあ!」
「だがシン」
ここでまた言うアスランだった。
「伏兵が来たぞ」
「やっぱり出て来たか!」
予想通りだった。ここでロンド=ベルを取り囲むようにしてガルラ帝国の新手が砂漠から出て来たのであった。
「二千です」
命が皆に述べる。
「二千また出て来ました」
「二千か。上等だ!」
宙がそれを聞いて吠える。
「来い!二千で俺達を倒せるか!」
「いえ、他にも来ました!」
「何っ!?」
「四機です!」
命はここで言った。
「四機。戦場に」
「誰だ!?」
「まさか」
ここでビリーが顔を曇らせる。
「彼等が!?まさか」
「レーダー反応、これは」
目を顰めさせる命だった。
「ガンダム!?まさか」
「ガンダム!?」
ここでロンド=ベルのメンバーの多くが顔を顰めさせた。こちら側の人間以外は。
「っていうとあれか!?」
「その噂の」
「はい、ガンダムマイスター」
ビリーはその彼等に対して答えた。
「その彼等です」
「そうか」
ヒイロはその言葉を聞いてまずは静かに頷いた。そのうえでビリーに対して問うてきた。
「それでだ」
「うん」
「そのガンダムは味方なのか」
彼が問うのはそこだった。
「俺達の。それとも」
「安心してくれ、ヒイロ君」
だがビリーはこうヒイロに言葉を返すのだった。
「彼等は味方だ。これは前にも言ったね」
「そうだったな」
「そういえば」
ノインとヒルデがそのことを思い出して言う。
「連邦政府と戦うことなく」
「平和を脅かす敵と戦っていたんですよね」
「その通りだ」
二人に答えたのは宗介だった。
「四年前は地球各地で連邦政府に反発しテロ活動を行う勢力が多かった」
「そういうのは何処にでもいやがるな」
マサキはそれを聞いて嫌悪感を露わにさせた。
「ったくよお。どうしようもねえ奴等だな」
「俺達もその掃討任務にあたっていた」
宗介はさらに話す。
「その時にだ。常に戦場に突如として現われ」
「そのテロリストを倒していった」
「そうだ。それがガンダムマイスター」
彼は言った。
「しかし奴等は滅んだとも聞いた」
「滅んだ?」
「何故だ!?」
「四年前にも大規模な宇宙からの侵略者がいまして」
「侵略者!?」
「一体それは」
「インベーダーっていってな」
彼等に答えたのは闘志也だった。
「その連中がどえらい数で攻めて来たんだよ」
「インベーダー!?」
「宇宙からの侵略者か」
「ああ。早乙女博士がそっちのボスになっちまって」
「早乙女博士!?待ってくれ」
竜馬が今の闘志也の言葉に声をあげた。
「今早乙女博士と言
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