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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十三話 ガンダムマイスター
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「今は?」
「骨休めを楽しみましょう」
にこりと笑ってテッサに述べた。
「その時間ですし」
「そうですね。それでは」
テッサもそれを受けて微笑む。ここでアロハのオズマが皆に言う。
「おい、皆」
「おや、少佐」
「どうしたんですか?」
「焼きそばができたぞ」
こう皆に言うのだった。
「焼きそばだ。早く取りに来い」
「おっ、もうですか」
「早いですね」
「素早く的確にだ」
オズマの言葉は実にわかりやすい。
「それが焼きそばのコツだからな」
「流石は男やもめでいらっしゃる」
「しかも既に所帯持ち」
皆も皆で言う。
「それじゃあ早速」
「この焼きそばを」
早速食べはじめる。やはり海にはこれであった。
そしてビールだ。皆次々と飲む。
「美味い!」
「暑い場所ならやっぱりこれだよ!」
「そうなのか」
黒いワンピースのソーマはそれを静かに聞いていた。
「海にはこれなのか」
「そうですね。美味しいものです」
その彼にアンドレイが答える。
「こうした暑い場所では」
「では私も」
「はい。では私も」
「何か意外と話せる顔触れだね」
ミンはアンドレイ達のやり取りを見て言う。早速その焼きそばをずるずると乱暴にすすっている。その動作はまさに動物そのものだった。
「最初はうちみたいなもんかって思ったけれどね」
「それはいいけれどよ、ミンよ」
「何だい?ゴル」
「御前水着は?」
見れば彼女は普段と同じ格好である。ゴル達もだ。ゴルはフランクフルトを何本もまとめて喰らっている。
「見たところ着てねえけれどよ」
「ああ。そんなの持って来てないよ」
はっきりと答えるミンだった。
「あたしはね。やっぱり泳ぐよりね」
「食うのかよ」
「そういうことさ。さて」
ここでミンはまた言う。
「ジン」
「何だ?」
「ビールあるよね」
「ああ。ここにな」
「欲しいんだけれどさ」
「ほらよ」
ジンはそう言われるとすぐにビールを投げた。ミンはそれを受け取るとすぐに空け飲みだした。瞬く間に缶を一本空けてしまった。
「やっぱり海はこれだよ」
「お、おでも」
ゴルもビールをやっている。
「この為に生きている」
「ははは、皆今は骨を休めろ」
グン=ジェムは一人で牛の丸焼きをたいらげている。豪快というレベルではない。
「すぐにまた楽しい戦争だからな」
「さて。東京ジュピター」
マイヨはここでも真面目だった。
「どうなるかな」
「ですが大尉殿」
「我等は」
「わかっている」
プラクティーズにも真面目に言葉を返す。
「戦うだけだ。それだけだ」
「はいっ」
「それでは」
休暇の中にも次の戦いへの気構えがあった。何はともあれ今は身体を休める戦士達だった。

第九十三話完

2008
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