第九十一話 新たな世界
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ちらもなのですか」
「そうだよ。もっとも世界はあんた達の世界とは随分と違うけれどね」
「左様ですか」
「少なくともさ」
今度は雅人が言う。
「ここも地球圏は統一されているんだね」
「はい」
これはテッサが保障するのだった。
「その通りです」
「だが外の世界から地球外生命体が侵略してきている」
亮はこう予想立ててきた。
「そして地球でも不穏分子がというところか」
「では貴方達の世界も」
「残念だがその通りだ」
シナプスが答えた。
「こちらの世界ではどの勢力かはわからないがな」
「まず地球外生命体はガルラ帝国といいます」
「ガルラ帝国!?」
「何かわからないけれど変な名前」
「如何にも悪そうだけれど」
その名を聞いてロンド=ベルの面々の感想である。
「けれどその国が」
「地球に攻めて来ているんですね」
「そして謎の天使達や」
「天使・・・・・・」
天使と聞いて眉を顰めさせたのはミサトだった。
「使徒とはまた違うようだけれど」
「それに他にもドーラムといった謎の勢力もいますし」
「どちらにしろこっちの世界も混沌としてるてわけかよ」
「簡単に言えばそうです」
テッサはケーンの言葉に答えた。
「様々な敵が入り混じり時折こちらに協力するガンダムという謎のモビルスーツ部隊も」
「こっちにもガンダムがいるんですね」
「ああ、そうだな」
オリファーはウッソの今の言葉に頷いた。
「どうやらな」
「違う世界にもガンダムが存在しているなんて何か」
「我々は彼等を彼等の呼び名通りガンダムマイスターと呼んでいますが」
「ガンダムマイスター!?」
「また面白そうな名前ね」
マーベットとジュンコが言った。
「ドイツ語で親方」
「ガンダムの親方。他にもマイスターには色々な意味があるけれど」
中には熟練工といった内容も含まれている。
「どちらにしろ話を聞く限りじゃ」
「最初の頃のヒイロ君達に近いかしら」
「ええ、そうですね」
「おそらくは」
二人の言葉にヒルデとノインが答えた。
「突如出て来て戦うようですし」
「どうやらそのようですね」
「他にも色々なマシンがあるし」
「テッサさん」
「はい」
あらためてロンド=ベルの言葉に応えるテッサだった。
「話、聞かせてくれる?」
「もっとじっくりね」
「わかりました。それでは」
こうしてロンド=ベルはテッサ達に合流した。こうして彼等はここでの戦いをはじめるのだった。だがより詳しく聞いた話は彼らを驚かさせずにはいられないものであった。
「東京ジュピター!?」
「東京がそのまま別れて異世界化するなんて」
「驚くでしょうけれどその通りなのよ」
黒髪の美女が一同に説明していた。白いミニスカートの軍服がよく似合っている。
「東京だけね。別
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