第3章 エドラス編
エドラスの父さんと母さん
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「いただくわー。」
俺は早速カレーを食べてみた。
「おいしい・・・!」
「よかった。一応中辛だけど、大丈夫そうだね。」
「はい。」
「もぐもぐもぐ。」
エドラスの父さんと母さんだけど・・・
「(すごく・・・懐かしいな・・・。)」
8年前・・・
「父さ〜ん!」
7歳の俺がそういう。俺の父さんは見た目は黒い鱗と赤い眼が特徴のドラゴンで、
無口でクールな性格だけど、母さんと2人(?)きりの時は結構デレている。
「何だ?」
「母さんがね〜。今日の光の滅竜魔法、うまかったって褒めてくれたよ〜!」
「そうか。」
父さんは少しほほ笑んだ。
「コージ〜!あなた〜!ご飯よ〜!!」
「は〜い!」
「わかった。」
俺と父さんは母さんの所へ行った。
「今日は魚だ〜!」
「ちゃんと残さず食べるのよ。」
「は〜い!」
母さんの言葉に俺はそう返事をする。
母さんは綺麗な青い眼ととても白い身体が特徴のドラゴンで、
とても穏やかな性格だけど・・・キレるととっても怖い・・・。
「野菜もあるから食べるんだぞ。」
「は〜い!」
父さんの言葉に俺はそう返事をした。
「(本当に・・・こんなだったな・・・。)」
俺はそう思い、カレーを残さず食べました。
「ふ〜う、いいお湯だった!」
「それはよかった。」
エドラスの父さんが風呂を沸かしてくれた。
「今日はゆっくり寝なさい。」
「はい。お休みなさい。」
「はい、お休み。」
俺はそう言い、俺が寝ていた部屋へ行った。
「・・・・・・。」
俺は部屋に入ったら、すぐに・・・泣いてしまった。
「父さん・・・母さん・・・会いたいよう・・・会いたいよう・・・!!」
何でいなくなったかはわからないけど・・・何か忘れている事があるんだけど・・・
エドラスの父さんと母さんに会い、懐かしくって、悲しくって・・・俺は涙が止まらなかった・・・。
「ううっ・・・うううっ・・・っ。」
俺は涙を手で拭いた。
「ナツさんや・・・ウェンディだって、会いたいんだ・・・
俺がここでこうなる訳にはいかない・・・明日には・・・次の事を考えないと・・・。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ