その名はガンダムAGE-2
第2話 セシリア・オルコット
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僕と一夏が意気投合して二人で色々と話をしていると、横から如何にもと言う高飛車な女性が話しかけてきた。
「ちょっと、よろしくて?」
「へ?」
「何だい?」
僕と一夏はふっと顔をあげて答えた。
「まあ!なんですの、そのお返事。
わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
僕はこう言った高飛車で高慢な女性が大嫌いだ。
なんでも見下してさ、自分の本当の実力を知らないでいる愚か者だからさ。
すると一夏が――――――
「悪いな。俺、君が誰だか知らないし」
オイオイ、ちゃんと自己紹介してたじゃないか・・・・
と言うツッコミを入れる前に彼女がブルブルと震えながら言葉を発した。
「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?
イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを!?」
僕は内心そんなんで威張れるんだと思って溜息を吐いた。
けど、一夏の負の猛攻は止まらない・・・・
「あの、質問いいか?」
「ふん。下々の者の要求に答えることも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
「代表候補生って、何?」
またみんなが一斉にコケたよ。
みんなが立ち直る前に僕が一夏に説明してあげた。
「代表候補生って言うのはね、国の代表操縦者になれる可能性のある者。エリートみたいなものだよ」
「そう!エリートなのですわ!」
やっぱり何かうっとおしいな。
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡・・・
幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
僕と一夏は声をそろえてこう言ってやった。
「「そうか。それはラッキーだ」」
しかも棒読みというおまけ付き。
「馬鹿にしていますの?」
君が幸運だって言ったんだろうに・・・・
「大体、あなたISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。
唯一男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせてくれるかと思っていましたけど、とんだ期待はずれですわね」
一応、僕も男なんだけどね・・・・
みんな僕のこと女子としか見てないから怖いわ・・・・
「俺に、何か期待されても困るんだが」
「ふん、まあでもわたくしは優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ」
正直、オルコットさんの物言いには腹が立ってきたぞ。
しかもこの態度で優しいだって笑っちゃうよね。
一夏も同じ事を思っているみたいだ。
「ISのことでわからないことがあれば、まあ・・・泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエ
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