第1章:王宮の戦士とヲタ少女
第6話:有名な秘密基地
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るとも限らん…危険では……?」
「何を言ってるのよ!ライアンちゃんだって、何時男の本能を剥き出しにして、私を襲うとも限らないでしょ!」
「な…失礼な!私はそんな不埒な事は絶対にしない!」
「それだったらホイミン君だって、私達を襲ったりなんかしないわよ!」
「何故そんな事を言い切れる!?モンスターなのだぞ!」
「ライアンちゃんも同じでしょ!風呂場では私の胸元ばかり見詰め…牢屋ではフレアさんの胸を見た後、私の胸元を見て顔を赤くし…男なんてスケベな事ばかり考えてるじゃない!それでも私はライアンちゃんの事を信じてるわ。何故なら目を見れば、その人の為人がある程度判るからよ!その私がホイミン君を信用してるのよ。私達を襲うわけないでしょ!」
う………一気に捲し立てられてしまった。
マリーの判断を信用出来ぬと言い切れば、それは即ち私自身への信用も危ういと自ら認める事となり、その様な発言は絶対に出来ん!
ここは諦めるしかないか……
私が常に注意をしていれば、寝首をかかれる事もないだろうし…
だがしかし、このホイミンを見る限りその様な事はしそうに感じないなぁ…
「ど、どうやらマリーの言い分が正しい様だ…私もホイミンからは邪気を感じない。まぁ、その〜、何だ…モンスターという事だけで、偏見的な目で物を言ってしまい申し訳ない!」
「良かったねホイミン君!じゃぁ3人で仲直りの握手をしよう!」
そう言うとマリーは、ホイミンの手蝕の1本を右手で握り、空いた左手を私の方へ差し出してきた。
それを見たホイミンも、残りの手蝕の1本を私に差し出し、握手を求めてくる。
正直、ホイミンの手蝕に触れる事に抵抗があったのだが、戸惑っていると不快感を与えかねないので、思い切って2人の手(?)を握る事にする。
“ぐにゅ”っとホイミンの手蝕に驚いた…だが、想っていた程不快感はなく、むしろ柔らかくて心地良い。
その後、『私はライアン』と自己紹介をし、ホイミンの頭を撫でてみる…
此方も柔らかくスベスベして心地良かった。
勝手な先入観で物事を決めつけてはいけないのだな。
うむ。マリーと行動すると色々勉強になる!
ライアンSIDE END
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