スーパーロボット大戦OGs
0106話
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画なのだから。
「……知ってたのか?」
俺とレモンの直通通信で横から聞かれる事がないと分かっていても、どうしても声が小さくなってしまう。
「当然でしょ。アクセルと付き合い始めてから何年経つと思っているの?」
「……まいった」
至極当然といった様子のレモンを相手に、勝てる訳もなく両手を上げて降参する。
「大丈夫よ。ヴィンデルやリー達には言ってないわ。でもいいの? あのオウカって子は……」
「ん? 何がだ?」
「……そうね、貴男ってばそういう人だったわね。フィオナといい、オウカといい……」
何故か顔を覆って溜息を吐いているレモンの様子を眺めていると、ヴィンデルからシャドウミラー全機へと通信が入った。
「インスペクターの機体は幹部クラスの2機を除き全滅した。皆、準備はいいな? 今日は私達シャドウミラーが歴史の表舞台に立つ日だ。……こちらの世界の、だがな。では行くぞ。システムXN、起動!」
その言葉と共にトリニティゲインを中心にして転移フィールドが広がる。そして転移フィールドはシロガネを包み込みそのまま転移を始めた。
ちなみにギャンランドとワンダーランドは念の為ここで待機して、オペレーション・プランタジネットが終了後にこちらと合流予定だ。
「目標、ハガネ。連装衝撃砲、撃てぇっ!」
転移し終わった後に聞こえてきたのは、リーの放つその命令。
ちぃっ、やっぱりこうなったか。こうならないよう度々リーの意識改革を計ってきたのだが、奴の胸に宿っていた憎悪は俺の予想を遙かに超えていたらしい。
モニタには、突然転移してきたシロガネの攻撃をまともに食らっているハガネの姿が映っていた。
「ク、ククク……己が罪をを思い知れ、テツヤ・オノデラ。私の理想とする軍隊には貴様のような軟弱な輩は必要ないのだ!!」
狂気に犯されたかのように一人叫ぶリー。その憎しみは既にハガネに向けたものではなく、テツヤ・オノデラ個人へと向けられているかのようだ。
「では、シャドウミラー隊、全機出……」
ヴィンデルが出撃命令を下そうとしたその瞬間、念動力による何かがとてつもなく嫌な予感を感じさせた。
「待てっ、ヴィンデル! まだ早い! ……来るぞ!?」
「アクセル? ……全機、その場で別命あるまで待機だ」
眉を顰めたヴィンデルだったが、俺の念動力による第六感とも言えるその感覚は知っている。故に出しかけた命令を撤回して全機シロガネの艦内で待機の命令へと変更した。
そしてその命令が正しかった事は次の瞬間に証明される。
落雷する時のような轟音が周囲に響く。それも一度や二度ではない。途切れる事なく継続的に、だ。
くそっ、これは……そうだ、何で忘れてたんだ。メキボスが乗るグレイター
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