第一章 無印編
第十七話 『決戦! 虹色の輝き、迸る極光!』
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んでいるのだ。
プレシアは杖を構えたがおそらく戦闘経験はない。
だから、やれる…!
私はまず黒鍵を投影してプレシアの手から放たれた雷撃に向かって投擲する。
すべて着弾した時にはお互い消し炭になった。
「なっ!?」
プレシアは防がれると思っていなかったらしく驚いていた。だがこちらも驚いた。
あれは…もう非殺傷なんて生易しいものではない。
完全に殺す攻撃だ!
なら、当ってやるわけにはいかない。
追撃でまた雷撃が放たれるが今度は鉄甲作用を用いて投擲した。
そして、
「火葬式典!」
すべての黒鍵から炎が漲り雷撃を打ち消して地面に叩きつけられる。
だが、ふいに背後から悪寒がして、縮地を使いその場から離れる。
私がいた場所には雷撃が落とされていた。
「背後からの攻撃に気づくなんて…中々やるわね。でも次はこうよ!」
次は私の周りを雷撃が包囲した。それを子狐丸を投影して地面に刺し軌道を変えて瞬時に脱出した。
今のは危なかったわ…あれが直撃したら私はすでに生きていない。
油断も慢心もしていないが気を抜けばすぐに直撃をくらうだろう。
それだけプレシアはジュエルシードを操っている。
だが、
「確かに魔力は半端ないわ。でも、あなたの体はその魔力に耐えられるのかしら?」
「っ!? 気づいていたの?」
「ええ。あなたは何度も吐血をしていた。きっと不治の病にかかっている。だからきっと限界は近い…」
「そう…でもね。そう簡単にはやられないわ!」
そしてまた雷撃が放たれるが私は今度、ゲイ・ジャルグを投影して次々と雷撃を薙ぎ払う。
「その槍はなに!? 魔法を薙ぎ払うなんて…ありえない!」
「そのありえないが今まさに目の前にあるのよ。自覚しなさい…!
さぁ、今度はこちらの番よ! 停止解凍、全投影連続層写!!」
27本の剣群を放ち迫り来る雷撃をことごとく打ち落としプレシアの魔法障壁をも貫通させる。
そしてそれが刺さる前に、
「壊れた幻想!!」
「きゃあぁぁぁーーー!!?」
壮大な爆音と共にプレシアはなんとか魔法障壁を張ったようだがそれでも勢いは殺しきれずに吹き飛び壁に激突する。
そして大量の吐血をするが、なお這い上がってきて私に雷撃を放ってくる。
「馬鹿の一つ覚え…? これじゃジリ貧よ」
「うるさいわ! はぁぁぁぁ…!!」
また放たれる雷撃を今度は干将・莫耶で受け流した。
今のところは優勢…! このまま体力の限界まで耐えれば私は勝てる。
「母さん!」
だけど、そこでここにはまだ来てはいけない人物の声が響いてきた。
見るとそこにはフェイトを始めとする駆動炉に向かった面々が
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