プロローグ
[1/2]
[1]次 最後 [2]次話
月日はいつだったか覚えていない・・・・
それはあまりにも突然で、世界がガラリと変わった瞬間でもあったのだから。
「IS」通称「インフィニット・ストラトス」と呼ばれるそれが台頭してから本当に変わってしまった。
現代兵器が一切通用しない、そんなことがありえるのかと思ったくらいだ。
ある日、世界のミサイル基地がハッキングを受けて2341発のミサイルが日本に飛来した。
そして1機の白いISがバッタバッタとミサイルを撃墜していくではないか。
そのあとにどうやってでもそのISを捕獲しようと世界は躍起になった。
結果はたった1機のISに戦闘機207機、巡洋艦7隻、空母5隻が破壊、もしくは無力化されたのだから。そして、世界はたった1機のISに敗北した。
後に「白騎士事件」と呼ばれるそれは僕にとって幼いながら恐怖と旋律を覚えた。
それからというもののISは女性にしか動かせないことが分かり、女性優遇制度なるものが確立され世の男性は蔑まされた。俗に言う男尊女卑から女尊男卑の世界へと変わった。
それはどこも一緒で、それの影響があまりなかったのは僕の周りくらいなものだった
そんな変化の中、僕の家はISの研究をすることになり政府から1機のISコアを受領した。
ISコアは世界に467機しか存在していない。
そんな貴重なものを両親はどうやって手に入れたのかは僕はわからない。
でも両親の研究していることがISの解明につながるというみたいだからなんとなくわかった。
両親が研究しているのは生命進化についての事で、それをISに応用できないかと考えたのだ。
そして両親はやってのけたのだ。
生命の進化を数値化することによって擬似的にではあるがISが自らの意志で戦闘状況に最適化した装備を開発、運用できるようにしたのだ。
第2世代機からの参入で進化の試作型として名を「AGE-1」とつけていた。
それの運用は初めは中々上手くいかなかったが、「AGEビルダー」というデータの蓄積と解析、そして開発をする為の装置を開発してから劇的に変わっていった。
AGE-1で戦闘データの収集、AGEビルダーでの解析と開発、それらを総称して「AGEシステム」と呼ぶようになった。
そして、そこから更にAGEシステムを発展させようということで第3世代機として「AGE-2」の開発に乗り出した。AGE-1のデータを元に機動力と火力のアップを目指し開発された。
完成した機体はAGE-1と酷似しているけれど何より目を奪われたのは肩に当たる部分にある4枚の羽根だ。僕はこの機体が好きになったし、とてもカッコよかった。
この機体を駆って大空を駆け巡りたいそう思った。
だからだろうか・・・・僕は思わず“AGE-2に触れて”しまった。
そしたらとんでもないことに機体が僕に纏わりついてし
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ