第103話:私たち、結婚します!(1)
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。血がつながってようと
そうでなかろうとね。でしょ?お父さん」
微笑を浮かべた母さんがそう言うと、父さんも無言で頷く。
「ちょっと待って!」
姉ちゃんが大声を上げて、話に割って入る。
「じゃあ、私はヴィヴィオちゃんのおばさんってこと?」
「まあ、当然そうなるだろ。嫌なのか?」
俺がそう聞くと、ヴィヴィオが不安そうな目で姉ちゃんを見る。
「うぅ、そんな目で見ないで・・・。別にヴィヴィオちゃんが、
姪っ子になるのは大歓迎なんだけど、おばさんって呼ばれるのは
ちょっと・・・」
「だってさ、ヴィヴィオ」
俺がそう声をかけると、ヴィヴィオは俺の顔を見上げて目を瞬かせる。
そして、姉ちゃんの方に顔を向けた。
「・・・エリーゼお姉ちゃん、じゃダメ?」
「はへ?」
小さな声で言ったヴィヴィオの言葉に、姉ちゃんは目を見開く。
「う、うん。もちろんいいよ!大歓迎だよ、ヴィヴィオ」
「よかったな、ヴィヴィオ」
「うんっ! ありがとう、エリーゼお姉ちゃん」
ヴィヴィオは満面の笑みで姉ちゃんに向かってそう言った。
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